サイト運営

使いづらい求人サイトの特徴とは?求職者と企業が離れる原因と対処法

使いづらい求人サイトの特徴とは?求職者と企業が離れる原因と対処法

求人サイトが使いにくいと言われるのは、情報を詰め込みすぎ、求職者と企業それぞれの導線が整理されていないからです。

掲載企業に価値を示そうとするほど項目も機能も増え、結果として利用者が目的にたどり着けない構造になってしまいます。

大手の求人サイトを見て「どこを操作すればよいか分からない」と感じた経験があるなら、その違和感こそが避けるべき設計の答えです。

しかし使いにくさの正体は、求職者側と企業側に分けて整理すれば具体的に言語化できます。

判断基準が明確になれば、設計段階で迷って手が止まることはありません。

そこで今回は、「使いにくい求人サイトの特徴と、使いやすい媒体を作るための対処法」をご紹介します。

求人サイトの構築を検討中なら、公開前に自社の設計を見直せる状態にしておきましょう。

目次[非表示]

使いにくい求人サイトが生まれる根本原因

求人サイトの操作性が悪くて不満を持つ採用担当者

使いにくい求人サイトは、偶然生まれるものではありません。

立ち上げの初期段階における判断や優先順位のつけ方に、共通した誤りが潜んでいます。

まずは何が「使いにくい」のか、根本原因を把握しましょう。

情報を詰め込みすぎる設計思想

求人サイトが使いにくくなる最大の原因は、情報を詰め込みすぎる設計思想です。

運営側は掲載企業に価値を示そうとするあまり、あらゆる項目や機能を盛り込みたくなりますが、利用者が一度に処理できる情報量には限界があるためです。

たとえば、トップページに新着求人・人気求人・特集・ランキングを同時に並べると、求職者はどこから見ればよいかわかりません。

掲載したい情報を並べる前に、削っても成立する項目を洗い出し、表示の優先順位を決めてください。

大手求人サイトを無理に真似する

大手求人サイトの構造をそのまま真似すると、使いにくいサイトになります。

大手は数十万件の求人を扱う前提で設計されており、掲載件数の少ない新規サイトには過剰だからです。

例として、求人が10数件なのに大手と同じ絞り込み条件を用意すると、検索結果が0件になる組み合わせが大量に発生します。

真似する対象は設計の思想だけにとどめ、自サイトの規模に見合う機能まで絞り込みましょう。

求職者と企業どちらの視点も欠けている

使いにくい求人サイトは、求職者と企業のどちらか一方の視点しか反映されていません。

求人サイトは両者をつなぐ媒体でありながら、開発時は運営側の都合や見た目の完成度が優先されやすいためです。

具体的には、求職者向けの検索画面は洗練されているのに、企業が使う管理画面は初期設計のまま放置されている媒体は少なくありません。

設計の各段階で、求職者と企業それぞれの操作の流れを分けて確認する習慣を持ってください。

UI設計を後回しにして機能から作る

機能の実装を先に進め、UI設計を後回しにする進め方は失敗を招きます。

先に作った機能に画面を合わせることになり、利用者の行動よりシステムの都合が優先された配置になるからです。

仮に、応募機能を完成させてから画面を組み立てると、応募ボタンが情報の最下部に押し込まれ、気づかれないまま終わります。

機能一覧を作る前に画面の流れを描き、そこから必要な機能を逆算して決めていきましょう。

使いにくさは応募率と掲載継続率に直結する

使いにくさは印象の問題ではなく、応募率と掲載継続率を直接引き下げます。

求職者は操作に迷った時点で他サイトへ移り、企業は応募が集まらない媒体への掲載を更新しないためです。

具体的には、応募までの操作が一手間増えるだけで離脱が生まれ、応募数の減少が翌期の掲載費削減として跳ね返ってきます。

使いやすさは売上を左右する投資と捉え、改善を後回しにせず優先課題に据えてください。

大手求人サイトが「使いにくい」と言われるワケ

情報が複雑に絡み合っているイメージ

大手求人サイトは膨大な求人と利用者を抱える一方で、使いにくいという評価もつきまといます。

その理由は運営規模の大きさそのものにあり、中小規模の媒体とは前提条件が異なります。

情報量が多すぎて求職者が迷う

大手求人サイトが使いにくいと言われる第一の理由は、情報量の多さです。

掲載件数が多いほど選択肢は広がりますが、比較すべき対象が増えるほど求職者の判断は鈍り、決めきれないまま画面を閉じてしまいます。

実際に大手サイトで求人を探して、多数の求人がヒットし、確認するだけで疲れた経験はありませんか?

自社サイトでは検索結果の件数が現実的に比較できる範囲に収まるよう、絞り込みの設計を見直しましょう。

全業種を扱うため検索項目が汎用的になる

大手は全業種を扱うため、検索項目がどうしても汎用的になります。

飲食から製造、医療まで幅広い求人を同じ枠組みで扱う以上、特定の業種に踏み込んだ条件は用意できないからです。

具体的には、介護職の求職者が知りたい夜勤の有無や施設形態は、汎用的な検索画面では条件として選べません。

特定の業種や地域に絞る媒体なら、その分野特有の条件を検索項目に組み込んでください。

無料掲載だと他の求人に埋もれやすい

無料掲載の求人は、他の求人に埋もれて閲覧されにくくなります。

大手では有料プランの求人が上位に表示される仕組みが一般的で、無料枠は検索結果の後方に回されるためです。

例として、Indeedは有料求人が上位に表示されるため、無料掲載の求人は不利です。

掲載順の決まり方は媒体の信頼に関わるため、自社では表示ルールを明示する方針を検討しましょう。

安定性重視で個々の意見を取り入れない

大手は安定性を重視するため、個別の要望を反映しにくい構造になっています。

利用者が膨大な規模では、一部の声に合わせた変更が全体の使い勝手を損なう危険があり、慎重にならざるを得ないからです。

仮に、特定の業種向けに検索条件を追加すれば、他の業種の利用者には不要な項目が増え、画面が煩雑になります。

規模の小さい媒体ほど改善の速さで差をつけられるため、利用者の声を拾う窓口を用意してください。

Indeedが使いにくいと言われる所以

Indeedが企業側から使いにくいと言われる理由は、費用と運用の負担にあります。

クリック課金のため応募につながらない閲覧にも費用が発生し、掲載数の多さから求人が埋もれ、原稿の調整にも手間がかかるためです。

具体的には、クリックは集まっても応募が来ない状態が続けば、費用だけが積み上がり採用担当者の負担も増えていきます。

料金体系と運用の手間は掲載継続率を左右するため、自社媒体では企業の負担が軽い仕組みを設計しましょう。

求職者から見た使いにくい求人サイトの特徴

求人サイトが使いにくくて不満を抱く女性

求職者が感じる使いにくさは、応募という行動の直前で離脱を生みます。

どの場面で迷いが起きているのかを具体的に把握しておきましょう。

トップページから求人詳細までの導線が長い

求職者が最初に離脱するのは、求人詳細までの導線が長い媒体です。

仕事を探す人は複数の媒体を並行して見ており、目的の情報にたどり着くまでの手間が多いほど、別のサイトへ移ってしまうためです。

たとえば、トップから地域、業種、雇用形態と順に選ばせる構造では、詳細ページに届く前に離脱する求職者が生まれます。

自社サイトのトップから求人詳細までを実際にたどり、何回の操作が必要か数えてください。

検索項目が多すぎて何を選べば良いかわからない

検索項目が多すぎる媒体は、かえって求職者の行動を止めます。

条件を細かく選べることは親切に見えますが、選択肢が増えるほど何を基準に決めればよいか判断できなくなるからです。

具体的には、十数個のチェックボックスが並ぶ検索画面では、求職者は入力を諦めて全件表示のまま眺めることになります。

検索項目は求職者が最初に決める条件だけに絞り、残りは結果画面での絞り込みに回しましょう。

スマートフォンでの操作性が悪い

求人サイトの使いにくさは、スマートフォンでの操作性に最も表れます。

求職者の多くは通勤時間や休憩中に仕事を探しており、片手で操作できない画面はその場で閉じられてしまうためです。

例として、PC向けの表を縮小して表示すると文字が読めず、拡大と横スクロールを繰り返す操作が必要になります。

スマートフォンでの表示を基準に設計し、PC画面は後から調整する順序に切り替えましょう。

求人詳細ページの情報が読み取りにくい

求人詳細ページの読みにくさは、応募の判断を止める要因になります。

求職者は給与や勤務地、休日といった条件を短時間で確認したいのに、文章の中に条件が埋もれていると比較ができないからです。

仮に、仕事内容の説明文の途中に勤務時間が書かれていれば、求職者は必要な情報を探す作業を強いられます。

条件は一覧で並べ、説明文と分けて配置する形式を詳細ページの基本としましょう。

応募リンクが文字だけでわかりづらい

応募リンクが文字だけの媒体は、応募の機会を取りこぼします。

求職者は本文を読み進めながら応募先を探すため、周囲の文章に紛れたリンクは認識されないためです。

具体的には、ページ下部に小さな文字リンクだけを置いた場合、応募がしたくても見つけられずに離脱します。

応募ボタンは色と大きさで明確に区別し、画面内で常に見える位置に配置してください。

企業から見た使いにくい求人サイトの特徴

使いづらい求人サイトに不満を持っている採用担当者

企業が感じる使いにくさは、掲載を続けるかどうかの判断に直結します。

求職者側とは別の観点で、担当者の作業負担を見ていきましょう。

管理画面が古く操作が直感的でない

企業が離れる媒体は、管理画面の操作が直感的でありません。

求人の掲載作業は採用担当者が片手間で行うことが多く、操作方法を覚え直す必要がある画面は敬遠されるためです。

実際に筆者がお客様から聞いた話では、「ページごとにボタンの場所が変わってわかりづらい」という不満がありました。

管理画面も求職者向けの画面と同じ基準で設計し、操作の一貫性を保ちましょう。

求人登録フォームが複雑

求人登録フォームの複雑さは、求人掲載そのものを止めてしまいます。

入力項目が多いほど担当者は途中で手が止まり、原稿の作成が後回しにされるからです。

具体的には、必須項目が数十個並ぶフォームでは、一度の作業で入稿を終えられず下書きのまま放置されます。

必須項目は最小限に絞り、詳細な情報は掲載後に追記できる仕組みが良いでしょう。

応募者情報の管理が煩雑

応募者情報の管理が煩雑な媒体は、企業の採用活動を妨げます。

応募後の連絡が遅れると求職者は他社へ流れるため、担当者はすぐに応募内容を確認できる状態を求めているからです。

例として、応募通知がメールで届くだけの仕組みでは、複数の求人を出す企業ほど応募者を取り違える危険が高まります。

そのため、応募者の一覧と対応状況を管理画面上で確認できる形にしておきましょう。

掲載状況や応募状況が把握しにくい

掲載状況や応募状況が見えない媒体は、掲載継続の判断材料を企業に与えられません。

企業は費用に見合う効果があったかを社内で説明する必要があり、数値で示せない媒体は継続の理由を失うためです。

仮に、閲覧数も応募数もわからない状態が続けば、企業は成果を判断できず契約更新を見送ります。

閲覧数や応募数を管理画面に表示し、企業が効果を確認できる状態を整える必要があるでしょう。

問い合わせやサポート導線が不十分

サポート導線の不足は、企業の不満を放置したまま解約につながります。

操作でつまずいた担当者が相談先を見つけられなければ、媒体そのものを使いにくいと判断してしまうからです。

具体的には、問い合わせ先が管理画面のどこにも書かれていない場合、企業は疑問を抱えたまま掲載を終了します。

管理画面内に問い合わせ窓口を常設し、回答までの目安時間も明記しましょう。

使いにくい求人サイトにしないための設計原則

求人サイトのワイヤーフレーム設計

使いやすい求人サイトには、共通する設計上の原則があります。

求人サイト構築前にこの原則を押さえておけば、大きな作り直しを避けられます。

求職者と企業で導線を明確に分ける

求人サイトの設計では、求職者と企業の導線を明確に分けてください。

両者は求める情報も操作の目的もまったく異なるため、同じ画面に混在させると双方が迷う構造になるからです。

仮にトップページに求人検索と掲載申し込みが並んでいると、求職者は不要な情報に目を奪われ、企業も掲載窓口を探すことになります。

トップページの入口を二つに分け、それぞれが最短で目的に進める構造を最初に決めましょう。

情報量を絞り必要なものだけ表示する

画面に表示する情報は、必要なものだけに絞る必要があります。

利用者が一度に判断できる情報の量は限られており、優先度の低い要素が並ぶほど本来見るべき情報が埋もれてしまうためです。

具体的には、求人一覧に十項目の条件を並べるより、給与と勤務地と雇用形態の三つに絞るほうが比較しやすくなります。

各画面で「利用者がここで決めること」を一つ定め、それ以外の要素を削ってください。

3クリック以内で目的にたどり着ける構造

求職者が目的の求人にたどり着くまでは、3クリック以内を目安にしましょう。

操作の回数が増えるほど途中離脱が積み重なり、応募に到達する求職者の割合が段階的に減っていくからです。

例として、トップの検索窓から結果一覧、求人詳細と進む三段階なら、迷いが生じる前に応募判断まで進めます。

主要な経路ごとにクリック数を数え、四回以上かかる導線は構造から見直してください。

モバイルファーストで設計する

求人サイトはモバイルファーストで設計する必要があります。

求職者の大半はスマートフォンで仕事を探しており、小さい画面で成立する設計こそが利用実態に合っているためです。

具体的には、スマートフォンの画面幅で先に配置を決めれば、表示する情報が自然と絞られ、PC版でも整理された構造になります。

設計の初回打ち合わせからスマートフォンの画面を基準に据え、PCは拡張として扱いましょう。

検索項目は求人数と業種特性に合わせる

検索項目は、求人サイトの求人数と業種特性に合わせてください。

求人数に対して条件が細かすぎると検索結果が0件になり、逆に少なすぎると求職者が候補を絞り込めなくなります。

仮に求人が300件の媒体なら、条件を数個に絞ったほうが結果が空になる事態を防げます。

掲載数が増えた段階で検索項目を追加する前提を置き、開始時は最小構成で運用しましょう。

使いやすい求人サイトを作る構築時のポイント

求人サイトの設計を確認する女性2人

求人サイトの設計原則を決めても、構築の進め方を誤れば使いにくさは残ります。

制作段階で押さえるべき実務上の要点を確認してください。

設計の段階でUIを検証する

UI(ユーザーインターフェース)の検証は、開発に入る前の設計段階で行いましょう。

画面が完成してから問題が見つかると、修正に費用も納期も膨らむからです。

たとえば、簡易な画面案の段階で操作の流れを追うだけでも、応募までの手順が多すぎることに気づけます。

開発着手前に画面案を並べ、主要な操作を一通り試す時間を工程に組み込んでください。

実際の求職者・企業に触ってもらう

求人サイトの完成前に、実際の求職者と企業に触ってもらう機会を作ってください。

作り手は構造を理解しているため操作に迷いませんが、初めて使う人はどこで詰まるかわからないからです。

数名に求人検索から応募までを試してもらうだけで、想定していなかった操作の迷いが表面化します。

社外の数名に触ってもらう工程を公開前に設け、迷った箇所をそのまま記録してください。

求人が存在しないカテゴリーを用意しない

求人が存在しないカテゴリーは、最初から用意しないでください。

カテゴリーを選んだ先が空欄だと、求職者は媒体そのものに求人が少ないと判断し、再訪しなくなるためです。

例として、業種を十種類並べても掲載があるのが三種類なら、残り七種類はすべて空の画面になります。

これはSEO対策上でもマイナスであり、Googleに「品質の低いサイト」と見なされかねません。

掲載実績のあるカテゴリーだけを表示し、求人が増えた時点で追加していきましょう。

管理画面のUIも同じ基準で作り込む

管理画面のUIも、求職者向け画面と同じ基準で作り込む必要があります。

企業が掲載を続けるかどうかは日々の負担で決まり、管理画面の質がそのまま掲載継続率に表れるからです。

具体的には、原稿の入稿や応募者の確認が数回の操作で終わる管理画面なら、担当者は継続的に求人を更新します。

管理画面の設計を制作範囲の後半に置かず、求職者側と並行して進めてください。

PC・タブレット・スマホで確認する

公開前の確認は、PC・タブレット・スマホのすべてで行いましょう。

配置が崩れる箇所は実機でしか気づけず、特定の端末だけ操作できない状態が残る場合があるためです。

仮に、タブレットの確認を省けば、ボタンが画面外に隠れたまま公開してしまう事態も起こります。

主要な端末と画面幅を一覧にし、公開前の確認項目として毎回チェックしてください。

使いにくい求人サイトになりがちなケース

使いにくい求人サイトになって失敗したと感じる男性

使いにくい求人サイトには、陥りやすい典型的な失敗の型があります。

自社の計画が同じ道をたどっていないか照らし合わせましょう。

大手求人サイトの機能を全部盛り込もうとする

大手求人サイトの機能をすべて盛り込む計画は、使いにくさを招きます。

大手の機能は膨大な求人数と利用者を前提に成り立っており、規模の異なる媒体では持て余すだけになるからです。

たとえば、スカウト機能や適性診断を初期から搭載しても、利用者が少ない段階ではほとんど使われません。

初期に載せる機能は求人検索と応募に絞り、要望が出た機能から順に追加してください。

デザイン重視で操作性を軽視する

見た目のデザインを優先し、操作性を軽視する進め方は失敗につながります。

求職者は美しさではなく求人を探しに来ており、見た目が良くても操作に迷えば離脱してしまうためです。

たとえば、画像を多くしてビジュアルに力を入れても、読み込みが遅くて待ち時間が発生するのでは意味がありません。

デザインのこだわりは最小限にし、ユーザーがどう思うかを第一に考えて設計してください。

管理画面を後回しにして企業側が離れる

企業の管理画面を後回しにすると、掲載企業は離れてしまいます。

自力で編集することができないため、使いたいとは思わなくなるからです。

仮に、運営者に連絡しなければ更新できないサイトだと、連絡自体が面倒になって更新されません。

管理画面は求職者側と同時期に完成させ、開設初日から操作できる状態にしてください。

カテゴリーを増やしすぎて求人が埋もれる

求人カテゴリーの増やしすぎは、掲載中の求人を埋もれさせます。

分類が細かくなるほど一つあたりの求人数が減り、求職者はどの分類を見ても候補が少ない印象を受けるためです。

具体的には、業種を細分化して五十分類にすれば、各分類に数件しか求人が並ばない状態になります。

分類ごとの掲載件数を定期的に確認し、件数の少ない分類は統合する運用を続けましょう。

なお、求人カテゴリーに対する考え方は「求人サイトのカテゴリー設計とは?規模と商圏に合った失敗しない作り方」でも詳しく解説しています。

リニューアルを繰り返しつぎはぎだらけになる

場当たり的なリニューアルの繰り返しは、つぎはぎだらけの媒体を生みます。

要望が出るたびに部分改修を重ねると、画面ごとに操作方法や配置が食い違い、全体の一貫性が失われるからです。

仮に、検索画面だけを新しくすれば、旧来の一覧画面との間で見た目も操作も噛み合わなくなります。

改修の判断基準をあらかじめ文書化し、部分修正でも全体の設計思想に沿って進めてください。

なお、「求人サイトのリニューアルはするべき?求職者を逃さない判断ポイント」でも詳しく解説しています。

求人サイトが使いづらいから相談された話

求人サイト構築の打ち合わせイメージ

筆者は10年以上にわたって求人サイトの構築に携わっていますが、「今使っている求人サイトが使いづらいから相談した」というお問い合わせを何度も受けてきました。

お客様から相談された内容を整理すると、その多くはUIに関する悩みです。

一覧画面から並び替えや削除ができない、登録ボタンがどこにあるか分からない、目的のページに着くまで何度もリンクを踏まなければならない。

いずれも操作性に関するもので、機能そのものが足りないという相談は少数でした。

なかには「有名な製品だから安心して購入したのに、実際に使い始めたら使いづらかった」という声もあります。

せっかく高いお金を出して購入したのに、手間がかかって使わなくなるのは本末転倒ですよね。

なぜこうした問題が起こるのか。

求人情報を登録して表示するだけなら、プログラミングを学んだエンジニアなら実装できます。

しかし、担当者が毎日どの画面を何回操作するのかは、実際に求人ビジネスの現場を知らなければ想像がつきません。

求人サイトの使いやすさは、机上の設計ではなく運用の経験からしか生まれないのです。

そして使いやすい、使いづらいというのは単なる感覚の問題ではなく、応募数や掲載継続率といったビジネスの成果に直結します。

求人サイトは長く運営していくものですから、見た目や機能だけでなく、UIや操作性も必ず確認するようにしてください。

なお、求人サイト構築パッケージ「JOB-PLACE」は、デモサイトにて操作性をご確認いただけます。

購入前に実際の操作感がわかれば、導入後のミスマッチを防ぐことができます。

アバター画像

著者: 村上 明弘

Webディレクターとして20年以上、中小企業の求人サイト・オウンドメディア構築に携わる。デザインから開発・SEOまで一貫した知見をもち、Webシステムの提供実績は300社以上。独自開発の求人CMSを軸に、求人サイトの構築と集客支援を行っている。