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人材紹介がうまくいかない原因とは?自社求人サイトを武器にする打開策

人材紹介がうまくいかない原因とは?自社求人サイトを武器にする打開策

人材紹介がうまくいかないのは、大手媒体に依存し、自社独自の集客基盤を持っていないからです。

他社と同じ求人を同じ媒体で奪い合う限り、案件は取り合いになり、価格競争にも巻き込まれます。

できることなら大手依存から抜け出し、安定して案件が集まる仕組みを持ちたいですよね。

実は、その打開策は「自社求人サイト」という武器を持つことで実現できます。

集客の軸が自社サイトになれば、媒体費や価格競争に振り回されることはありません。

そこで今回は、「自社求人サイトを軸に継続的な案件獲得の仕組みを作る方法」をご紹介します。

人材紹介がうまくいかないのであれば、自社の武器を作って選ばれる会社になりましょう。

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人材紹介がうまくいかないよくある原因

人材紹介がうまくいかなくて悩んでいる担当者

人材紹介がうまくいかないと、多くの経営者は営業や費用面の工夫で乗り切ろうとします。

しかし、その多くは根本解決にならず、消耗を招くだけの対症療法に陥りがちです。

まずは、「人材紹介がうまくいかない」という自体に陥りやすい典型を確認しましょう。

営業量を増やして消耗する

営業量を増やしても、うまくいかない状況は改善しません。

案件が取れない原因が営業の「量」ではなく「構造」にある場合、行動量を増やすほど時間と人件費だけが消えていくためです。

たとえば、テレアポや飛び込みを倍にしても、他社と同じ求人を扱う限り企業からの返答率は変わりません。

まずは営業量ではなく、選ばれる仕組みが自社にあるかを見直す必要があるでしょう。

大手媒体への出稿費を増やし続ける

大手媒体への出稿費を増やし続けても、費用対効果は下がる一方です。

媒体上では同業他社と横並びで比較されるため、露出を買い足すほど掲載単価が上がり、利益を圧迫していくからです。

具体的には、掲載枠を上位プランに変えても応募が数件しか増えず、増額分を回収できないまま契約更新を迫られるケースがあります。

媒体依存を前提にせず、自前の集客経路を持つ発想へ切り替えましょう。

紹介料の値下げで受注を狙う

紹介料の値下げで受注を狙うのは、最も危険な悪手です。

一度下げた料率は戻しにくく、価格でしか選ばれない会社という評価が定着し、体力のある大手との消耗戦に巻き込まれるためです。

仮に相場の35%を25%に下げて契約を取っても、成約単価が落ちた分だけ多くの決定数が必要になり、現場の負担が増します。

価格ではなく価値で選ばれる軸を設計する必要があるでしょう。

特化領域を持たずに手広く受けてしまう

特化領域を持たず手広く受けると、どの案件も中途半端になります。

扱う業種や職種が広いほど専門性が薄まり、企業からも求職者からも「この分野ならこの会社」と想起されなくなるからです。

たとえば、IT・医療・製造をすべて扱う会社は、特定業界に絞った専門エージェントに深い知見と人脈で後れを取ります。

まず自社が勝てる領域を一つ定め、そこに資源を集中させましょう。

どれも一時しのぎで根本解決にならない

これらの手段は、どれも一時しのぎで根本解決にはなりません。

営業・費用・価格・受注範囲の調整はいずれも「他社と同じ土俵で頑張る」対処であり、消耗の原因そのものを取り除けないためです。

具体的には、対症療法を繰り返すほど利益率は下がり、数年後には打ち手が尽きて事業継続すら危うくなる会社も少なくありません。

小手先の改善をやめ、自社の情報発信基盤という根本から見直してください。

人材紹介がうまくいかない構造的理由

人材紹介会社が増えているイメージ

人材紹介がうまくいかない背景には、個社の努力では覆せない業界構造の変化があります。

市場の飽和と大手の寡占が進み、従来型のやり方が通用しにくくなっているのです。

ここからは、その構造を整理して見ていきましょう。

年々増加する人材紹介会社とレッドオーシャン化

人材紹介会社は年々増加し、市場はレッドオーシャン化しています。

参考:厚生労働省「民営職業紹介事業所数の推移」(PDF)

参入障壁が低く許可さえあれば開業できるため、事業者数が求人案件の伸びを上回るペースで膨らみ続けているからです。

たとえば、一つの求人に対し十数社のエージェントが同じ候補者を推す状況も珍しくなく、決定率は年々下がっています。

人材関連ビジネスは市場規模が拡大し続けるため、差別化が必要になるでしょう。

大手プラットフォームによる案件の寡占

案件の多くは、大手プラットフォームに寡占されています。

潤沢な広告費と知名度を持つ大手が求職者の流入を独占し、中小には条件の厳しい案件しか回りにくい構造になっているためです。

基本的に求職者は大手サイトに登録する傾向があり、中小エージェントは母集団形成の入口で不利な戦いを強いられます。

大手の土俵を避け、自社に人が集まる導線を用意する必要があるでしょう。

総合型では大手と価格・スピードで戦えない

総合型のままでは、大手と価格・スピードで戦えません。

資本力と人員で勝る大手は、低い料率と速い候補者提示を同時に実現でき、規模で劣る中小が正面から挑めば消耗するだけだからです。

たとえば、あらゆる職種を扱う中小が大手と同じ土俵に立てば、提案スピードでも料率でも見劣りし、選ばれにくくなります。

総合戦をやめ、大手が手を出しにくい領域へ絞り込みましょう。

独自の武器を持たない限り差別化できない

独自の武器を持たない限り、差別化は実現できません。

扱う求人や提供価値が他社と同じであれば、採用企業にとってはどの会社に依頼しても同じだからです。

具体的には、同じ求人票を横流しするだけの会社は代替可能であり、価格を下げる以外に選ばれる手段を失っていきます。

他社と差別化し、自社固有の強みを意識的に作り出す必要があるでしょう。

根本原因は「自社の情報発信基盤がない」こと

人材紹介がうまくいかない根本原因は、自社の情報発信基盤がないことにあります。

自前の発信基盤がなければ集客も認知も大手媒体に依存するしかなく、主導権を握れないまま消耗が続くからです。

たとえば、独自サイトを持たない会社は候補者との出会いを常に外部媒体に頼り、費用を払い続けなければいけません。

まず自社の発信基盤を持つことを、打開策の起点に据えてください。

打開策は「自社求人サイト」という武器を持つこと

指差しする笑顔のビジネスマン

競合が多い人材関連ビジネスの打開策は「自社求人サイト」を持つことです。

企業と求職者を直接つなぐ基盤を自社で握れば、大手依存から脱し主導権を取り戻せます。

ここでは、なぜ求人サイトが武器になるのか具体的に解説します。

大手求人媒体依存から抜け出す唯一の手段

自社求人サイトは、大手媒体依存から抜け出す唯一の手段です。

自前の集客経路を持てば、求職者との出会いを外部媒体に頼らずに済み、掲載費の値上げにも左右されなくなるためです。

たとえば、自社サイトに毎月安定した求職者が集まれば、大手媒体への出稿を減らしても母集団を維持できるようになります。

大手求人媒体に頼らなくなることで、競合より一歩先に進むことができるでしょう。

特化領域の情報を集約するハブになる

自社求人サイトは、特化領域の情報を集約するハブになります。

特定分野の情報や知見を一箇所にまとめることで、その領域を探す求職者と企業の双方が自然に集まる拠点になるからです。

例として、介護職に特化したサイトなら関連求人と業界情報が揃い、その分野の利用者にとって欠かせない存在になります。

自社の強みを一点に集約したハブ型のサイトを設計しましょう。

求職者との直接接点を持てる

自社求人サイトを持てば、求職者との直接接点を得られます。

求職者と早く深く関係を築け、他社に流れる前に信頼を獲得できるからです。

サイト経由で登録した求職者には初回から丁寧に対応でき、大手より濃い関係を築いて成約につなげられます。

求職者との接点が増えれば、自ずと成約数も上がっていくでしょう。

営業ツールとして機能する

求人サイトは求職者を集めるだけでなく、強力な営業ツールとしても機能します。

求人企業に対して、「うちにしかいない人材」を根拠に提案を進められるためです。

特に医療業界の人種は貴重であり、医師や看護師が登録している媒体は、それだけで信用を得られます。

求人サイトが営業ツールとして機能すれば、新規顧客の開拓もしやすくなるでしょう。

継続的な集客と成約の仕組みになる

自社の求人サイトがあることで、継続的に集客できる仕組みが整います。

検索エンジンやAI経由で求職者が流入するようになれば、資産型の集客が成り立つためです。

たとえば、特化領域のSEOで上位を取れば、費用をかけずとも毎月一定の登録が入り、安定した成約基盤が生まれます。

短期の集客ではなく、長く効く仕組みづくりに投資してください。

なお、「人材紹介サイト構築ガイド|失敗しない進め方と費用・集客のポイント」でも詳しく解説しています。

自社求人サイトを持つ人材紹介会社の戦い方

自社求人サイトを手にした人材紹介会社は、戦い方そのものが変わります。

媒体・営業・サイトを連動させ、特化と資産化で消耗戦から抜け出せるのです。

ここでは、自社求人サイトを持つ人材紹介会社の、具体的な戦い方を見ていきましょう。

広告・営業・自社求人サイトの三位一体

求人サイトだけでなく、広告と営業を組み合わせる必要があります。

三つを役割分担で連動させれば、媒体で認知を広げ営業で成約し、単独施策より強くなるためです。

たとえば、広告で集めた候補者をサイトに登録させ、その母集団を営業に使えば、三者が互いを補強し合う流れができます。

広告・営業・自社求人サイトの三位一体を意識することで、それぞれが良い循環で回るでしょう。

特化領域のSEOで指名検索を獲得する

求人サイトを作るのであれば、SEO(検索エンジン対策)は意識してください。

特定分野のキーワードで上位表示することで、求職者が企業が集まりやすくなります。

たとえば「地方 施工管理 転職」で上位を取れば、その条件の求職者が広告費ゼロで自社サイトに集まり続けます。

特化領域のSEOで指名検索が増えれば、成約数は自ずと上がっていくでしょう。

求人サイト経由で企業開拓を進める

求人サイトを持つなら、企業開拓の武器として活用してください。

自社に集めた特化人材を示せば、他社にない母集団を根拠に提案でき、新規開拓の成功率が高まります。

具体的には、登録済みの候補者を見せながら営業すれば、代替の利かない提案として交渉を有利に運べます。

サイトの母集団を起点に営業すれば、企業からの信頼は着実に積み上がっていくでしょう。

求職者データを自社資産として蓄積する

求人サイトを運営するなら、求職者データは自社資産として蓄積してください。

媒体経由では情報が手元に残りませんが、自社サイト経由なら登録者データが蓄積され、繰り返し活用できるためです。

たとえば、過去の登録者に新着求人を案内すれば、追加費用をかけずに再び成約の機会を生み出せます。

求職者データが自社に貯まっていけば、集客コストは年々下がっていくでしょう。

媒体費用に振り回されない収益構造

求人サイトを軸にすれば、媒体費用に振り回されない収益構造を築けます。

集客の主軸を自社サイトへ移すことで、値上げや掲載枠の変動に左右されなくなるからです。

具体的には、成約の大半を自社経由でまかなえれば、掲載費を削っても事業が回り利益率が改善します。

自社集客の比率が上がるほど、経営の安定性は増していくでしょう。

自社求人サイトで成果を出す人材紹介会社の共通点

作業着の男性と握手する、人材コンサルタントの女性

自社求人サイトで成果を出す会社には、明確な共通点があります。

いずれも領域を絞り込み、その特化と求人サイトを噛み合わせて、小さくても勝てる設計を実現しているのです。

その共通点を順に見ていきましょう。

業種・職種で特化している

業種や職種を一つに絞ることが、成果を分ける最初の条件です。

分野を限定するほど専門性と情報の深さが増し、その領域では大手をしのぐ存在として認知されるためです。

たとえば、建設業の施工管理だけを扱う会社は、業界事情に精通した専門家として企業から信頼を集めます。

まずは自社が最も勝てる業種・職種を、一つに定めてください。

地域で特化している

勝っている会社ほど、商圏となる地域を狭く定めています。

エリアを絞るほど地元企業や地場の求職者との関係が深まり、その地域では大手にない密着性で選ばれるからです。

実際に筆者の顧客も「福島県だけ」「三重県だけ」というように地域を特化し、地元密着型で支持を集めています。

自社が根を張れる地域を一つに定め、地元ならではの発信を積み重ねましょう。

求職者属性で特化している

誰に届けるのかを明確にしている点も、共通する特徴です。

対象を絞り込むほど、その層の悩みに刺さる情報を発信でき、同じ属性の求職者が自然と集まってくるためです。

具体的には、第二新卒だけを対象にしたサイトは、その世代特有の不安に応える発信で共感を得て登録を伸ばします。

筆者が過去に作った求人サイトでは、「筋トレ採用」というユニークな特化サイトもありました。

狙う求職者像を一人に定め、条件を最適化することで、選ばれやすくなるでしょう。

特化領域と求人サイトが噛み合っている

特化した領域と求人サイトの中身は、必ず一致させましょう。

両者が噛み合うほど検索エンジンからの評価と読者の信頼が高まり、集客から成約までが一本の線でつながるからです。

たとえば、看護師特化の会社が看護師向けサイトを運営すれば、発信内容と登録者の属性が一致します。

特化領域と求人サイトが噛み合うことで、成果が出やすくなるでしょう。

小規模でも戦える設計になっている

少人数でも勝てる設計になっているかどうかが、最後の分かれ目です。

領域を絞り込むほど小さな組織でも深く対応でき、大手が採算に合わない隙間市場で優位に立てるためです。

たとえば、数名の会社でも特定分野に集中すれば、その領域では大手を上回る対応力で企業と求職者を惹きつけます。

規模の小ささを弱みと捉えず、集中で勝てる設計に整えましょう。

自社求人サイトを持たない人材紹介会社の未来

経営報告書を見てショックを受けている男性

自社求人サイトを持たない人材紹介会社には、厳しい未来が待っています。

構造的な消耗から抜け出せず、費用と価格の圧力に押されて選択肢を失っていくのです。

自社求人サイトを持たないことで、どのようなリスクがあるのか見ていきましょう。

レッドオーシャンで消耗し続ける

自社サイトを持たない会社は、レッドオーシャンで消耗し続けます。

他社と同じ求人を同じ媒体で奪い合う限り、価格と労力の消耗戦から抜け出せないためです。

たとえば、独自基盤のない会社は増え続ける競合と常に同じ候補者を取り合い、決定率が下がり続けていきます。

消耗戦を抜けるためには、独自の集客基盤が必要になるでしょう。

大手媒体費用の値上げに耐えられなくなる

求人サイトを持たない会社は、媒体費の値上げに耐えられなくなります。

集客を他社に全面依存していると、値上げをそのまま受け入れるしかなくなるからです。

掲載費が上がるたびに利益が削られ、やがて出稿を続けるほど赤字に近づく状況へ追い込まれます。

値上げに振り回されないためには、自前の集客経路を確保しましょう。

紹介料の価格競争から抜け出せない

求人サイトを持たない会社は、紹介料の価格競争から抜け出せません。

独自の価値を示せなければ、企業に選ばれる理由が料率の安さしか残らず、値下げ合戦に巻き込まれるためです。

仮に競合が年収の30%を成果報酬にしている場合、付加価値がないとあなたも30%にせざるを得ません。

価格競争に巻き込まれないためには、価格以外の価値が必要になるでしょう。

求職者データが自社に蓄積されない

サイトを持たない会社は、求職者データが自社に蓄積されません。

媒体経由の出会いでは情報が手元に残らず、成約のたびにゼロから集客をやり直す必要があるからです。

たとえば、媒体依存だと過去の候補者に再アプローチできず、毎回新たに費用をかけて母集団を集め直します。

出会いを資産に変えるためには、自社にデータを残す設計にしましょう。

事業継続そのものが難しくなる

自社サイトを持たない会社は、事業継続そのものが難しくなります。

消耗と価格競争と費用増が重なれば利益が細り続け、やがて打ち手が尽きてしまうからです。

具体的には、対症療法を続けた会社は数年で体力を失い、廃業や撤退に追い込まれる例が現実に増えています。

手遅れになる前に、自社求人サイトという武器づくりに着手してください。

人材紹介会社の課題と打開した事例

人材紹介会社のケーススタデイ

筆者は人材紹介会社で働く方にヒアリングをする機会が多いのですが、この業界は意外なほどデジタル化が進んでいないと感じています。

たとえば、愛知県の大手人材サービスに勤めるコンサルタントに話を聞いたときも、人材管理をいまだにExcelで行っていると話していました。

デジタル化の必要性は理解しているものの、年配の営業スタッフが使いこなせないという理由でシステム化が進まないそうです。

コンサルタントの方とは何十回と意見を交わしましたが、この課題は今も現場に根強く残っているようでした。

一方で、保育業界の人材紹介を手がける筆者のお客様は、求人システムを導入したことで営業が格段にしやすくなったとおっしゃっていました。

これまで紙ベースで行っていた提案を、画面を見せながら説明できるようになったためです。

営業スタッフが企業を訪問する際も、その場で画面を示しながら伝えられるので、提案の説得力が増したとのことでした。

人材紹介はたしかにレッドオーシャンの領域ですが、だからこそデジタル化の遅れそのものに打開策が眠っていると筆者は感じています。

求人サイト構築パッケージ「JOB-PLACE」は、求人登録から応募者管理までこれ1つで完結します。

AIにも対応していますので、人材紹介の新たな支援ツールとして突破口にしてください。

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著者: 村上 明弘

Webディレクターとして20年以上、中小企業の求人サイト・オウンドメディア構築に携わる。デザインから開発・SEOまで一貫した知見をもち、Webシステムの提供実績は300社以上。独自開発の求人CMSを軸に、求人サイトの構築と集客支援を行っている。