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営業が苦手な人にこそオススメしたい!求人サイトの営業

営業が苦手な人にこそオススメしたい!求人サイトの営業のイメージ

営業の仕事(営業職)は求人の中でも特に不人気だと言われる職種です。「転職するなら営業職だけは避けたい!」という方や「営業の仕事は苦手」だという方が大勢います。

営業職と言っても、企業向け・個人向けの違いから、ルート営業、テレマーケティング、訪問販売など様々な手段・形態があります。しかし、その全てにおいて人気が低いと言っても過言ではないでしょう。

営業職は業界や業種によってやり方は異なりますが、基本的には「人と人とのコミュニケーション」が主軸となります。コミュニケーションを駆使して仕事を取る必要があります。

取引先や顧客(エンドユーザー)と接する事が多いので、人間関係を円滑に行い、交渉できるコミュニケーション能力が必要になります。そのため、「辛い」「大変」と言った負のイメージが先行してしまうのでしょう。

ただ、営業が苦手な人や嫌いな人にこそ求人サイト運営や求人ビジネスは向くと思っています。その理由について説明します。

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営業の目的がハッキリしている

営業が苦手になる理由のひとつに「何を売っているのかわからない」というのがあります。

これは他の職種の方たちから見ればおかしいと思う事かもしれませんが、営業をされている人で自社の商品やサービスがどういうものかよく分からず、営業をしていることがあります。

企業によっては新人研修を行っている場合もありますが、研修では商品の説明や理解よりも、営業方法や社会人マナーなどを学ぶ場になります。(もちろん、すべての企業がこの限りではありません)

ただ、「商品やサービスを理解する」ということは難しいことです。その商品を開発した人や実際に試した人でないと、メリットやウリはなかなか理解できないのではないでしょうか?

しかし、求人サイトの営業というのは目的がハッキリしています。人手不足の会社を探して人材の斡旋や求人サイトへの求人掲載を提案するだけです。

「どんな求人サイトなのか?」という大まかな目的やテーマを伝える必要はありますが、基本的には「求人サイトに求人情報を掲載しませんか?」という営業になりますので、目的がハッキリしています。

目的がハッキリしているということは、営業マンだけでなく営業をされる人にとっても分かりやすくあります。小難しい商品の説明よりも「人手を募集しているか否か」で判断する事が出来るので、分かりやすいです。

営業先が見つかりやすい

営業職の中で特に嫌われているのが「飛び込み営業」です。全く知らない企業に対して突然訪問し、必要か否かも分からない商品やサービスを売るわけですから、ほぼ断られます。

ただ断られるなら良いのですが、相手も突然訪問されて嫌な想いをするので、罵倒されることがあります。それが営業マンの心の負担になって、病んでしまう人も多く、営業職が嫌われる要因にもなります。

しかし、求人サイトの営業は少し違います。相手が必要か否かを前もって判断することができるからです。

というのも、人材募集をしている企業(特にお店)では自社サイトに求人案内を出していたり、お店の入り口に張り紙を出していることが多いです。今は人手不足ですから、特に張り紙はよく目にします。

つまり、顧客自らが「人を探しています」と公言しているわけです。中には慢性的に求人広告を張っているところもあるでしょうが、興味があり、話を聞いてもらえます。

営業で話を聞いてもらえるならこっちのものです。仮に契約されなくても、資料を渡して検討してもらうことができます。ずっと人手が足りている企業などほぼありませんから、後から依頼されるかもしれません。

このように、求人サイトの営業の場合、営業先が見つかりやすいので営業しやすいというメリットがあります。

話を聞いてもらいやすい

上記でも少し振れましたが、求人サイトの営業というのは話を聞いてもらいやすいです。特に電話営業よりも飛び込み営業の方が聞いてもらえる率は高まるでしょう。

というのも人材募集というのは何よりも「人」を重視します。自分の会社に来てくれる人がどんな人なのか?というのは企業も不安です。これは求人掲載を勧めてくる営業マンに対しても同じです。

電話のように声だけだと相手の様子が伺えないので、信用することができません。しかし、実際に対面して提案を受けることで、営業マンの人柄を察することができます。

営業マンの人柄に好印象を受ければ、求人広告を出す時のサポートを受けられると期待することができます。営業マンへの信頼はサービス提供元の信頼にも繋がりますので、成果を上げやすいと言えるでしょう。

以前、こんなことがありました。10数年前に筆者が勤めていた会社に、求人サイトの営業マンが求人広告を掲載しないかと営業に来た時のことです。その時は他のサイトで募集していたので、簡単に断って終わりました。

しかし、その後も定期的にその営業マンは訪問してきました。普通なら「しつこい!もう来るな!」となるところですが、人材募集はしていたので無碍に断ることはありません。

なにより、求人広告には掲載期限があります。今まで使っていた求人サイトで効果がなかったので、「あの営業マンが勧めてきた求人サイトに掲載してみるか」となったのです。

筆者がいた会社だけでなく、ひとつの求人サイトしか使わないという会社は稀です。色んな求人サイトを試して効果を検証する会社が多いです。そのため、求人サイトの営業マンの話は聞いてもらいやすいのです。

成果が出やすい

話を聞いてもらえるということは成果(求人情報の掲載依頼)が出しやすくなります。営業マンにとって成果が出ないというのは何よりも辛いことなので、成果が出やすい仕事というのはそれだけありがたいのです。

成果が出ることで会社に貢献していることを数字で把握することができますし、何よりお客さまに喜んでもらえます。自分が人に必要とされているといった実感を得ることができ、やりがいになります。

もちろん、求人サイトの条件によって成果の得られやすさは異なります。新しく作った求人サイトで、求人数も会員数も少ない求人サイトは営業してもなかなか成果を得るのは難しいでしょう。

しかし、人材不足の世の中ですから多くの会社やお店で人手を必要としています。人手が必要ではない会社の方が少ないぐらいですから、需要は大変多いです。それだけに成果も上げやすいでしょう。

営業が苦手だったり、営業が嫌いな人は成果が上がらないのでそう感じるんだと思います。しかし、成果が出ることでこれまで営業が嫌いだった人も営業が好きになることでしょう。

特別なスキルや能力は必要ない

営業には特別なスキルや能力が必要になると考えている人がいます。「だから自分には向かない」と諦めている人も多いのではないでしょうか。

「売れる営業マンってどんな人?」と聞かれると、「コミュニケーション能力が高く、商品やサービスの知識にも長け、行動力がある人だ」とイメージされる方も多いと思います。

確かに職場によってはそのような能力を求められることがあります。営業は人対人のやり取りが基本ですから、自分磨きが重要になり、個々のスキルや能力が影響することもあるでしょう。

しかし、求人サイト営業の場合、「人材募集」という目的がハッキリしていますので、特別なスキルや能力は必要ありません。もちろん、ハキハキ喋る事ができなかったり、「人と会うのが怖い」という方には難しいかもしれません。

ですが、少なくとも商品やサービスに関する深い知識は必要ないし、高度なセールストークを身につける必要もありません。人材を必要としている顧客に求人掲載を勧めるだけなのです。

ですから極端な話、今日から求人サイト営業はできます。お住いの地域にあるお店に行って、人材募集の張り紙を見つければ良いです。その場で交渉できなくても、情報収集するだけでも立派な営業活動です。

あるいはネットで探しても良いです。直接対面するのが苦手な方でも、ネットでなら営業活動できる人も多いと思います。ネットで営業すると言ってもメールさえ使えれば良いですから、特別なスキルは必要ありません。

このように、求人サイトの営業は特別なスキルや能力を必要とせず、どなたでも始めやすいビジネスだと言えます。

まとめ

筆者も元々は営業が苦手な人間でした。人見知りでコミュニケーション能力も低く、「知らない会社やお店に入るのが怖い」という気持ちがあります。それは今でも変わらないかもしれません。

しかしある時、営業に対する考え方が変わりました。会社から命じられて、ある地域で飛び込み営業をさせられた時のことです。筆者はWeb制作者として入社したので、思いもよらない業務でした。

たった一人で商店街のお店を回って情報収集をするのです。営業なんてしたことがないし、ましてやいきなり訪問して「お店の情報をください。ホームページに掲載させてください」など、通じるはずがありません。

そう思って不安で逃げ出したくてたまりませんでした。しかし、やってみると意外に話を聞いてくれるお店が多いことに気づきます。何件かは怒られることもありましたが、ほとんどはちゃんと話を聞いてくれ、情報を頂けました。

3日で100件ほどのデータが集まり、新しくサイトをオープンする事ができました。詳しいビジネス内容は控えますが、そのデータがあることで会社にとって大きな利益につながるのです。

あの時の経験から、営業に対する考え方は変わりました。「人と話すのは怖くないんだ」「やれば出来るもんだな」という自信になり、営業のことが少しわかった気がします。

筆者は今、Web制作を中心に行っていますが、このJOB-PLACEをはじめ、新しくサービスを立ち上げるのは営業がしたいからです。営業して新しいお客さまと出会い、より良いサービスを世の中に公開したいのです。

自分が良いと考えるビジネスをお客さまに勧めて、それを選んでいただく。Web制作をするよりも格別な幸福感を得ることができますし、自身の存在意義を感じることができます。

少し話が逸れましたが、かつての筆者のように営業が苦手な人も求人サイトの営業ならそれほど苦にすること無く、行えるのではないでしょうか?そう思って今回の記事を書きました。

今の会社や仕事に不安を感じる方は、ぜひ求人サイトや求人ビジネスを始めてみませんか?営業で辛い想いをすることもあるかもしれませんが、きっと思っていた以上に良い出会いの方が多いと思いますよ。

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