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求人サイトのSEO対策とは?初心者のための基礎知識

求人サイトのSEO対策とは?初心者のための基礎知識のイメージ

求人サイトの集客方法はさまざまありますが、一番効率がよく効果がでやすい方法は検索エンジンを使ったSEO(通称、SEO対策)ではないでしょうか?サイトを運営したことがある方なら真っ先に思いつくかもしれません。

※SEOとは(Search Engine Optimization)の略で、検索エンジン(主にGoogle)の検索結果に、自サイトのページを多く表示させて、検索エンジンからのサイト流入を見込む施策になります。検索エンジン最適化とも呼ばれています。

そこで今回は「求人サイトのSEO対策」というテーマで、技術的なやり方よりも基本的なSEO対策の考え方や、求人サイトのコンテンツ案についてご紹介したいと思います。

目次[非表示]

求人サイトのSEO対策とは

まず、単刀直入に言うと求人サイトのSEO対策は難しいです。なぜなら求人サイトのメインコンテンツとなる求人情報には掲載期限があるからです。掲載期限が過ぎるとその求人情報は表示されなくなります。

仮に求人情報が検索エンジンにクロール(取得)されて検索結果に表示されたとします。たまたまそれを見た求職者がアクセスしたものの、何も表示されなかったり、「Not Found」とエラーページが表示されたらどうでしょうか?

がっかりしてすぐに離脱してしまうでしょうし、「期待して損した!」と憤りを覚える方もいるかもしれません。その数が増えるとユーザーに迷惑をかけるばかりか、検索エンジンでの評価も下がってしまいます。

かと言って情報量が多い求人ページをクロールさせないのはもったいないです。Googleには「期間指定検索」という機能があるので、求人ページ自体はクロールさせた方が良いです。

※期間指定検索とは、Googleの検索結果にあるメニューの、[ツール]→[期間を指定]をクリックしてページを期間で絞り込む機能です。情報の鮮度を意識する方はよく利用しています。

しかし、求人サイトによっては、求人ページをクロールさせないタグ(以下のコード)を設置しているところもあります。

<meta name="robots" content="noarchive">

すべての求人サイトがこのような検索避けのタグを入れているかと言えばそうでもなく、求人サイトによって入れたりしなかったりしています。JOB-PLACEの求人システムも入れてはいません。

「求人サイトならこうしなければいけない!」という決まりもありませんので、個々の運営者の考え方によって、あるいはその時の状況によって判断し、対策をしていただければと思います。

求人サイトで実施できる7つのSEO対策

求人ページをSEO対策しなくても求人サイトで実施できるSEO対策はあります。大掛かりなシステム変更やカスタマイズを必要としない範囲で、誰でもできることをご紹介します。

■求人・転職関連の記事を作成する

SEO対策を考える上で専門分野の記事作成(ページ作成)は欠かせません。定期的に求人サイトに関連するテーマで記事を書くことで、SEO対策につながります。

例えばあなたの求人サイトが美容専門の求人サイトだとします。その場合、「美容師のお仕事紹介」や「美容業界の転職活動について」などの記事を書くと良いでしょう。

転職ノウハウとして、「応募の仕方」「履歴書の書き方」「面接の仕方(受け方)」など、転職をする上で必要なことをお役立ち情報として記事にするのも効果的です。

なお、すでにこういった情報は多く存在しますが、その求人サイトならではの文章にすることで、検索評価は高まります。競合サイトと同じようなコンテンツがあっても問題ではありません。

■地域限定の記事を作成する

地域限定の求人サイトの場合、地域ならではの話題を記事にするのも効果的です。大阪なら「あべのハルカス」や「天神祭」、東京なら「スカイツリー」や「コミケ」などの話題も良いと思います。

直接、求人とは関係ない話題であっても、その地域に限定した情報や時事・ニュースと合わせた記事を書くことで、検索エンジンからの流入につながり、SEO対策になります。

特にイベントに関する記事は書きやすく、紹介しやすいです。イベント内容や開催時の写真、参加者の感想などを掲載することで、求職者だけでなく、すべてのユーザーに参考となる記事にすることができます。

このような記事はSNSでシェアされやすいため、検索エンジンからのアクセスだけでなく、SNSからのアクセスも期待できます。記事から求人情報にアクセスしてもらい、求人サイトの利用につながるかもしれません。

■特集ページを作成する

「年間休日が120日以上の企業特集」「未経験歓迎の求人特集」「子育て中でも働ける職場特集」など、求人情報に関連した特集ページを作るのも効果的です。

特集ページとしてまとめることで、その求人情報の特徴(アピールポイント)を目立たせることができ、特化した情報をユーザーに提供することができます。

転職サイト大手のエン転職では、担当者がピックアップした特集ページを定期的に作成し、求職者にアピールしています。求人情報を掲載していますが、検索エンジンにもクロールされるようにしています。

参考:求人特集コーナー|【エンジャパン】のエン転職

過去の特集でもバックナンバーとして残すことで情報の蓄積になります。たとえ求人が終了しても、特集ページで紹介した内容や取り上げた企業は参照することができるので、企業のアピールにもなります。

■企業インタビューを掲載する

求人サイトを利用している企業にインタビューして記事にまとめるのも効果的です。インタビューと言っても、アンケート形式で募集内容や意図を聴取する程度で構いません。

企業インタビューがあることで、その企業に対して検索したユーザーが閲覧する可能性があります。特にその企業に就職したいと考えている方にとっては、求人サイトの利用にもつながるでしょう。

企業としても第三者である求人サイト側でインタビューをすることで、イメージアップになります。自社サイトで求人アピールするよりも客観的視点で見られるので、印象が良いです。

■終了した求人情報の一部のみ公開する

「求人情報は期間限定であるため、SEO対策しづらい」と説明しましたが、求人情報にある一部の情報のみ公開することで、その求人情報が終了した後でも参考にすることができます。

たとえば「タイトル」「職種」「雇用形態」「勤務地」などの情報は常時公開していても問題ないと思います。(※応募が終了した求人情報であるという表示は必要です)

あるいは募集要項の部分をすべて残したままにしても良いかもしれません。「こんな条件で募集していた」という履歴があれば、積極的に採用活動をしていた企業だとして認識してもらえます。

検索エンジンからの訪問者に「終了している求人」と認識してもらえる作り方にさえなっていれば、終了した求人情報を削除する必要もなく、ひとつの情報コンテンツとして有効活用できます。

■おすすめリンクを作成する

対象ページに対してサイト内でどれだけ多くのリンクを集めているかで、そのページの価値が高まると言った考え方があります。このような方法を「SEO内部対策」とも呼びます。

特定の求人ページや企業ページだけを集めた「おすすめリンク」を作成し、求人サイト内のあらゆるページで表示されるようにします。この運営ブログのように右側に設置するのが一般的だと思います。

おすすめリンクがあることでページ間の行き来ができるだけでなく、求職者にアピールすることができます。そしてそれは企業に対してより良い人材を獲得するチャンスにもなりますので、追加料金などの課金手段にも使えます。

■トップページにリンクを集める

求人サイトのトップページにリンクをしてもらう方法です。これを「被リンク」または「外部SEO対策」といいます。外部サイトからリンク=評価をもらうことで、サイトの価値を高めると言った考え方です。

ただし、ただ闇雲にリンクを集めるだけでは効果はありません。下手したらペナルティを受け、検索順位が下がったり、表示されなくなる可能性があります。

あなたの求人サイトに関連したサイトや定期的に更新しているニュース・ポータルサイトなどから、リンクをしてもらえるようにすると良いでしょう。

サイト運営者にメールなどでお願いしても良いですし、広告募集をしているサイトなら掲載依頼をしても良いと思います。あくまで不自然ではない感じでリンク(つながり)を意識できるような対策をしましょう。

求人サイトのSEO対策で注意すること

求人サイトのSEO対策をする上で注意してほしいことがあります。それは「SEOを意識しすぎない」ということです。SEOを意識するあまり、不適切なページになっていることが良くあります。

よくあるのはページ内に同じキーワード(言葉)を何度も使うことです。たとえば介護の求人サイトだからと言って「介護」というキーワードを多用するのはよくありません。文章が読みづらくなるし、怪しい印象を与えてしまいます。/p>

かつてはページ内で占めるキーワードの数がSEO対策として効果ありましたが、今はありません。むしろ多用することで、ペナルティを受けるおそれがあります。無意味に同じキーワードを多用するのは止めましょう。

また、ページの滞在率を増やすために不自然に改行したり、文字を大きくしたり、画像を多用するのも良くないです。見る人にとって優しくないページは検索エンジンにも評価されません。

もしあなたがSEO対策のためにコンテンツを作成するのであれば、あくまで「人が見る」ということを念頭に置いていただき、不自然な文章にならないよう注意していただければと思います。

まとめ

今回は技術的なお話やツールのご紹介ではなく、あくまで「初心者のための基礎知識」をテーマに、求人サイトでどんなSEO対策ができるのか?という視点で説明しました。

SEO対策については筆者もよくお客さまから相談されますし、求人サイトを運営していく上でかなり重要な要素だと認識しています。SEO対策が上手くできるか否かが求人サイトの成功につながるといっても過言ではないでしょう。

しかし、検索エンジン(特にGoogle)は日々進化していますので、今通じていた方法がしばらくしたら通じなくなるというのも良くあります。また、何もおかしなことをしていないのに、ある日突然順位が下がることもあります。

ですので、あまりSEOを意識せず、ユーザーのためになるサイトを作るように努力していただければと思います。少なくとも今回ご紹介した内容を意識していただければ、十分良い求人サイトはできます。

以前、こんなことがありました。とある事業サイトの集客をしていたのですが、SEM(検索エンジンの広告対策)は成功しているものの、SEOは思った結果になっていなかったのです。

筆者はSEO対策についてそこそこ知識があり過信していたのですが、思った結果が出ないため悩みのタネでした。それを雑談変わりにある社長さんに話したところ、こう指摘されました。

「ロボットの評価も大事でしょうが、一番考えなくてはいけないのはお客さんのことではないですか?あなたの仕事はお客さんに評価されるものになっていますか?」っと。

この指摘にハッとさせられました。その方はWebに詳しくないのでSEOがなんなのかは分かりません。しかし、商売人として一番大事なことである「お客さまが求めるものを提供する」ということを改めて教えられました。

SEOに躍起になっていた筆者はお客さまではなく、検索エンジンの方を向いていました。いかに検索エンジンに評価されるサイトが作れるかばかり考えていたように思います。

それからはSEO対策はそこそこにして、「どんな情報を提供すればお客さまに喜ばれるのか?」という事を考えたサイト作りを行いました。

結果、検索エンジンで上位表示はされなくても、お問い合わせいただいたお客さまからは「あの記事が参考になった」と言ってもらえるようになりました。打ち合わせ先で直接褒められたりします。

Webサイトを運営する以上、SEO対策は欠かせない方法だと思いますが、あまりそれにとらわれても良い結果は生まれません。SEOよりもサイト運営の基本である「良いサイト、コンテンツを作る」ことが一番大事なのです。

Googleの開発者自身も「ユーザーに良いコンテンツを提供してください」とあらゆるインタビューで回答しています。それがインターネットの本質であり、SEO対策の真実だからです。

これからSEO対策をはじめられる方や既にはじめている方も、改めてどんなコンテンツがあればユーザーに好まれるのか?を考えてください。そして、ユーザーに役立つコンテンツを提供するための努力をしていただければと思います。それがSEO対策の近道となるでしょう。

JOB-PLACE