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求人サイトが集客しやすい5つの理由

求人サイトが集客しやすい5つの理由のイメージ

求人サイトでビジネスを成功させるには、作る前より作った後にどうやって運営を継続していくかが肝心です。

求人サイトだけでなく、多くのWebサイト・サービスは「作った後にどうやって集客するか?どうやってユーザー(利用者)を集めるか?」が最大の関心事となり、集客するための努力を日々行っています。

しかし、集客というのは簡単ではありません。なにしろ人の心を動かすわけですから、一筋縄ではいかないのです。

逆に言えば「正しく集客できること」「集客が行いやすい事業形態(サイトやサービス)」であれば、ビジネスが成功する確率も高まるわけです。

そこで、今回は求人サイトや求人ビジネスが集客しやすいと思う理由について説明したいと思います。

目次[非表示]

人手不足により求人の需要が増えてきた

今も昔も求人に対する需要はあります。完全に機会化された世界で、AIが人に変わって働く社会でもない限り、ビジネスを行うにはどうしても人手が必要になります。

人手を探すには求人を行う必要があります。企業が求める条件を提示し、求職者に応募して貰う必要があります。これはどの時代も根本的には変わらないでしょう。

それでも少し前の時代(昭和中期~後期)でしたら親や親族の紹介(いわゆるコネ)で仕事が決まることもありました。紹介がなくても集団就職など、地方に住む若者が一斉に都市部の企業や店舗に就職していました。

しかし現代ではそのようなことは少なくなりました。大学生(いわゆる新卒)は学校で紹介された就職先に応募することもあるでしょうが、大多数は自分で就職先を見つけて応募し、働き口を探さなければいけません。

また、かつてあった終身雇用制度も崩壊したと言われています。ひとつの企業で一生働くよりも、自分に合ったより良い企業に転職するという働き方に変わってきました。

労働者の働き方が変わることで、企業内の離職率も増え、退職する人が多くなります。なので人手不足に悩まされる企業が増えてきました。

特に現代は少子高齢化社会です。若年層や働き盛りの中間層(30代、40代)の数も減っているため、より人材不足は深刻になっています。

平成27年の日本商工会議所の調査によると、実に50%以上の企業が「人手不足」だと回答しています。

参考:日本商工会議所 「人手不足への対応に関する集計結果」(pdf)

この流れは今後ますます深刻になると考えられており、政府も労働環境を是正しようと法改正や新たな改革に取り組んでいます。

企業側も人手不足は痛感していることですから、常に求人募集を行い、より良い人材の確保に努めています。

その効果もあってか、厚生労働省が公開している「一般職業紹介状況」によると、平成29年3月の有効求人倍率は1.45倍となり、求人市場が活性化していることを裏付けています。

参考:一般職業紹介状況(平成29年3月分及び平成28年度分)について

このことにより、求人に対する需要が増えているので、集客しやすい状況にあるといえます。

多くの人がネットを活用して職探しをしている

かつては職探しと言えばハローワーク(職安)に通ったり、求人誌を見て企業に電話して応募していました。

今もこれらの方法を活用して職探ししている人は多いと思いますが、大多数はインターネットの利用へと変わりました。

求人誌は次々とWebに切り替え、2015年には大手求人誌の「an」がフリーペーパーを休刊し、Web媒体に一本化すると発表しています。

参考:「an」フリーペーパー 一部休刊について

このように時代は「インターネットで仕事を探す時代」と変わりました。そしてインターネットの利用も増加傾向にあります。

総務省発表によると国内のインターネット普及率は年々増加傾向にあり、その中でもスマートフォン保有率は7割を超えるそうです。

参考:総務省|平成28年版 情報通信白書|インターネットの普及状況

転職活動やアルバイトの応募にスマートフォンを使うことも多くなり、「職探しと言えばネットを使う」ことが一般化されました。

ただ求人情報を見るだけでなく、面接の仕方や履歴書の書き方などもネットで調べることが出来るので、よりネット中心の転職活動となるでしょう。

このようにネット中心の職探し一般社会で浸透しているため、ネットを利用した求人サイトというのは集客しやすくなります。

誰もが知っているサービスである

上記で述べた通り、今や職探しと言えば求人サイトで探すのが定番となりました。必然的に、求人サイトを利用したことがある人の数も増えています。

SNSやコミュニティサイトの使い方が分からなくても、求人サイトが何をするか分からない人はいないと思います。

仮にネットに不慣れな方ではじめて求人サイトを利用するという方でも、求人サイトの仕組み(求人情報を検索して応募する)は容易に理解してもらえるのではないでしょうか。

人々にとって分かりやすいサービスということは、それだけ集客がしやすいサービスであると言えます。

サービスそのものの目的や意図は予備知識としてある状態なので、それを説明せずに、サービスの特徴や利用者に訴えたいこと(メリット)を説明するだけで、十分な判断材料となります。

とすれば、集客時に発生する営業活動や求人サイトの説明もスムーズに行うことができます。

サイトの作りによっては操作の不慣れや分かりづらさもあるでしょうが、根本的な「どんなサービスなのか?」が理解してる状態であれば、学習するのも苦ではありません。

このように「誰もが知っているサービス」というのは集客を行う上で、大変大きな武器となるのです。

情報が新鮮で即効性がある

店舗の張り紙や折込チラシ、フリーペーパーなどでも求人募集していますが、いつ募集されているのか分からないことがあります。

「求人募集を見て電話したら、実は締め切られていた」と言ったトラブルもあり、求人掲載までの時間もかかるため、情報の新鮮さがありません。

これはハローワークに関しても同様です。企業がハローワークで求人掲載をしようとした場合、掲載までの手続きに時間を要します。

参考:ハローワークインターネットサービス - 求人申込み手続きの流れ

リンク先をご覧のように、やるべき手順が多いです。企業が安易に求人募集を出せるような使い勝手の良さはありません。

このようにリアルを中心とした求人媒体では求人掲載するまで時間がかかり、情報の新鮮さも乏しく、即効性がありません。

この点、求人サイトは違います。求人掲載をしたいと思ったその日から掲載することができます。(もちろん、求人サイトの運営者が厳重にチェックをしているところもあるので、少し時間がかかる場合もあります)

また、大体の求人サイトでは期限を決めて募集(概ね2~4週間が一般的)されており、募集人数に達した求人情報は表示されなくなるため、情報の新鮮さが保たれています。

新着求人メールや求人サイトのトップページで紹介するなど、新しく登録された求人情報をアピールする仕組みがあるため、求職者も常に新しい情報を得ることができます。

なにより、求人サイトで求人募集をするということは、「今すぐ人材がほしい!」という証明でもあるので、すぐに働き口が必要な労働者にとっては、うってつけの媒体です。

企業としても「人材がほしい・人が足りない」と思ったその日から募集することが出来るので、即行動に現すことができます。

リアルと比べて求職者の反応を見ながら募集することが出来るので、応募内容の審査や面接などのスケジュール調節もしやすいです。

「すぐに行動できる・反応がわかる」というのはそれだけで手間を省き、コスト削減に繋がります。それを実現できる求人サイトは利用者から選ばれやすく、集客しやすい媒体であるといえます。

経費を抑えて低コストで集客できる

求人サイトはネットを利用した求人媒体になりますので、集客もネット中心になります。

主な集客方法はリスティング広告を出稿して求人サイトを宣伝するのが一般的ですが、プレスリリースを出したり、オウンドメディアで紹介してもらったり、SNSやブログを活用する方法もあります。

※具体的な集客方法につきましては、後日記事にしたいと思います。

また、求人掲載の場合は企業サイトから直接連絡をして、求人掲載のお願いをすると言った営業活動もよく行われています。

以前は営業マンが何度も飛び込み営業を繰り返し、企業から求人掲載を獲得しようと躍起になっていましたが、求人サイトが主流の現在はそのような営業方法は少なくなりました。

※もちろん、現在でもそのような営業活動をされている会社(特に広告代理店)はありますし、そのような営業活動を否定するわけではありません。

企業だけでなく求職者もネット経由で集めることができます。求職者の場合はお金を出すわけではありませんから、「とりあえず登録してみる」「ブックマークだけしておく」と言った使い方もあり、求人サイトを認知さえしてもらえば会員に繋がる可能性が高まります。

このように、ネット中心の営業活動が可能であるため、ベンチャー企業や起業したばかりの個人事業主の方でも経費を抑え、低コストで集客することができます。

集客のしやすさはモチベーションの向上に繋がる!

これまで求人サイトが集客しやすい主な理由を5つ紹介しました。どれも一見したら常識的なことではありますが、改めて求人サイトで集客するという観点で見つめ直した場合、集客性に優れた媒体であることがお分かりいただけたのではないかと思います。

「集客がしやすい」ということのメリットは、なにも売上や収益アップだけではありません。事業者としてモチベーションの向上に役立つのです。

冒頭でも述べたとおり、求人サイトは作る前よりも作った後が肝心です。運営後はどうやって運営していくか?どうやって利用者を集めていくか?毎日そのことで頭が一杯になると思います。

運営方法やアクセスアップの手段は様々ありますが、集客をして何かしら反応がないことには、モチベーションが保てません。

モチベーションが保てないと求人サイトの運営を継続することは困難です。文字通り「(求人サイトを)作って終わり」になってしまいます。

どんな事業でもモチベーションが低下し、やる気を失っては成功することはありません。特にWebサイト・サービスの場合、結果が出るまで時間がかかります。

そして、全く結果が出ないまま何ヶ月もサイト運営をしていくのは、経済的にも精神的にも辛いものです。しかし、求人サイトは集客しやすい媒体ですから、求職者にしろ企業にしろ何かしらの”反応”と”結果”をもたらしてくれます。

良い・悪い含め、他人から何かしらの反応が得られることで、やる気やモチベーションは高まり、求人サイトを運営していく意欲も湧いてくるのです。

そういう意味では求人サイトは負けず嫌いの人におすすめかもしれません。仮に悪い反応が出たとしても、反骨精神でより良い提案をするように努力されると思います。

その努力が結果として現れやすいのも求人サイトの特徴です。あなたの提案で企業が求める人材を探すことができ、また求職者も就職先を見つけることが出来れば、人の役に立っているという実感を得ることができるので、最良の喜びへと繋がることでしょう。

このように求人サイトは集客をきっかけにモチベーションを向上させ、事業を成功へと導きやすい媒体でもあるといえます。

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