アイディア

求人サイト構築に関するアイディアの見つけ方

求人サイト構築に関するアイディアの見つけ方のイメージ

「求人サイトを作りたい!」とご相談いただくお客さまの話を聞いていると、実に色んなアイディアがあるんだなっと気づかされることがあります。

一般的な利用方法である、「求人サイトで企業に求人情報を掲載してもらい、求職者に応募してもらう」と言った方法だけでなく、自社の採用情報として使用したり、製品やサービスのモニター募集として使う方法などもあります。

運営者のアイディア次第で求人サイトの形態は変わります。ただの「人材探しのためのホームページ」ではなく、「自社サービスを盛り上げる」「情報を蓄積する」「社会貢献に繋げる」など、様々な目的のサイトにすることが出来るのです。

求人サイトの構築は一般的に飽和状態で多数のサイトが存在します。しかし、言い換えるならそれだけ人気があるサイト形態であり、アイディアを実現しやすいビジネスモデルだとも言えます。

ただ、アイディアと言っても普段から求人サイトや求人募集に関するビジネスのことを考えていないとなかなか思い浮かばないかもしれません。

そこで、今回はアイディアそのものではなく、「求人サイト構築に関するアイディアの見つけ方」として、当方が行っている方法をご紹介したいと思います。

目次[非表示]

検索エンジンで気になるキーワードを検索する

筆者は求人サイト構築に関する記事を書くために、検索エンジンで気になるワードを検索し、求人サイトに関する情報をよく調べるのですが、調べると実に様々なジャンルの求人サイトがあることに気づきます。

「こんなジャンルの求人サイトは無いだろう」と思ったジャンル名やキーワードで検索しても、既に該当する求人サイトがあった、ということがよくあります。

ちなみに最近検索したのは「ペット」と「花屋」です。ペットは筆者の近所にペットショップや動物病院があるのと、花屋は5月に母の日があったので思いつきました。

ペットは業種そのものに人気があるのでともかく、花屋さんは少人数で働いている様子を見るので、あまり求人のイメージはなかったのですが、この業界も人手不足のようです。

店舗の接客だけでなく、配達をしてくれる人材が足りないようです。特に週末は忙しいようで、人手が足りないことが多いそうです。

花屋さんには女性のイメージがあったのですが、花や鉢の移動など、割りと力仕事の面もあるようで、男手も必要みたいです。

※あくまで自分が調べた範囲での感想なので、断定的な説明が出来ずに申し訳ありません。

このような「業界の事情」というのは中で働いている人しか分かりません。傍から見たら「人手が足りてそうだな」と思っても、実情は違うという事はよくあります。

検索するとそのような業界の実情を書いた記事が見つかる時があります。例えその業界で働いたことがなかったとしても、業界特有の悩みを把握した上で求人サイトを作った場合、どうなるでしょうか?

「この求人サイトは自分たちの気持ちを理解してくれている!」と感じ、求人情報を掲載してくれたり、会員登録してくれるのではないでしょうか。そこまでいかなくとも気になってアクセスぐらいはしてくれるはずです。

このように身近なことでも検索して調べることで、新たな発見をすることがあります。既にそのジャンルに該当する求人サイトがあったとしても、サイトの作りが簡素であれば、十分対抗することができます。(そして専門サイトの場合、簡素な求人サイトも多いです)

ぜひ、大手求人サイトが扱っていないジャンルの求人サイトを探してみてください。該当する求人サイトが無かった場合はチャンスですし、仮にあったとしてもサイトの作り方次第ではあなたのサイトが勝るかもしれません。

Twitterを検索して探す

Twitterでは毎日色んな人が色んなことをつぶやいています。仕事のこと、家族のこと、恋愛のこと、好きな芸能人やスポーツ選手のこと、時事やニュースなど、気になることを手軽につぶやけるのが特徴です。

筆者はTwitter内の検索フォームよりも、ヤフーが運営しているリアルタイム検索を利用しています。

参考:Yahoo!リアルタイム検索~Twitter(ツイッター)、Facebookをログインなしで同時に検索!

例えば「仕事」と入力するといくつかキーワード候補が表示されるのですが、その上位は悩みです。悩みに関するキーワードが多くつぶやかれていることが分かります。

悩みに「辞めたい」があるのですが、なぜ辞めたいのか?ということを調べていくと、人間関係や雇用問題が原因であることが多いです。

このような悩み関係のつぶやきは求人サイトを作る上でも参考になります。なぜなら、辞めたいとつぶやかれた方が辞めた場合、求人サイトを利用して転職活動する事が多いからです。

想像してみてください。仮に自分が辞めるきっかけになった要因をフォローするような求人サイトや求人案内があったらどうでしょう?

例えば辞める理由が「残業が多くて自分の時間が持てない」なら、「残業が少なくプライベートも充実できる求人情報が揃っています!」という広告があったらどうでしょう?気になりますよね。

特に自分がその業界で働いていたのなら尚更気になるはずです。いきなり会員登録をして求人応募までいかなくとも、サイトにアクセスして内容を確認するぐらいはするでしょう。

このように、Twitterのつぶやきから人々の悩みや問題を発見し、求人サイト構築のアイディアとして役立てることができます。

ソーシャルブックマークで探す

ソーシャルブックマークとは、インターネット上でURLを管理できるブックマーク(お気に入り)サービスです。国内で人気なのははてなブックマークで、ソーシャルブックマークと言えばはてなブックマークを指すことも多いです。

はてなブックマークではURLの追加とともに、コメントやタグ(特長)を付けることができます。そのコメントを見て他のユーザーがスター(星印)を与えて評価する機能もあります。

はてなブックマークではその時話題になっている記事やつぶやきなどをホッテントリという人気エントリーで紹介するのですが、そのブックマーク数の多さで注目度の高さを垣間見ることができます。

2016年に話題になった「保育園落ちた日本死ね!」という記事も、はてなの関連サイト、はてな匿名ダイアリーで投稿された記事なのですが、この記事が投稿されてから保育園や保育士の労働環境が明るみになり、社会問題化しました。

もし、このような注目記事を参考にした求人サイトを作った場合、時勢も重なって利用してもらえるのではないでしょうか?

※ちなみに、JOB-PLACEを使用して保育園を対象とした求人サイトを作ったことがあるのですが、その話は別の機会に記事にしたいと思います。

話題になるサイトや記事から世の中の流れや人々の実情が浮き彫りになることがあります。それを知ることで、求人サイト構築のアイディアとして役立てることが出来るかもしれません。

ソーシャルブックマークはアイディアの宝庫です。ぜひ人々から注目されているサイトや記事を参考に、求人サイト作りのアイディアに活かしてみてください。

街を散歩して探す

筆者は健康のために良く散歩をするのですが、街を歩きながらふとお店に目を向けると、求人募集の張り紙をしているお店が多いことに気付かされます。

特に居酒屋やレストランなどの料理店に多いですね。店の入口前に手書きの張り紙をしている場合もあれば、求人募集用の看板のようなものを掲げているところもあります。

飲食業界は常に人材不足だというのは、以下の記事で説明しました。

求人サイトの利用が多い業界とは
事業を行う上で求人募集する、人材を探すというというのは経営者にとって欠かせない作業です。個人事業主で全て一人で行える方なら別ですが、それでも...
求人サイトの利用が多い業界とはのサムネイル

飲食店は学生や主婦のアルバイトが多く、勤務時間が揃わなかったり離職率も高いので、常に求人募集をする必要があるようです。

また、コンビニやスーパーでも常に人材を募集しています。コンビニは本部から指示があるのか、目立つ求人募集がありますが、スーパーは張り紙だけであることが多いです。

スーパーも全国展開をしている企業が多く、利用者も多いだけに多くの労働者が必要になります。ですが、求人に力を入れているスーパーはあまり見かけません。

ただ、ネットに力を入れていないだけで、リアルの求人募集には力を入れているかもしれません。そういえば小中規模のスーパーはWebサイトにもあまり力を入れていない(ように見える)ので、単純にネットを利用しないだけかも知れませんね。

しかし販促物にスマートフォンやネットを活用するチラシを採用していたりします。(スマートフォンで応募や、QRコードで読み取りなど)。そういうのを見ると「求人もネットを活用すればいいのにな」と、よく思います。

※ちなみにスーパー専用の求人サイトもあるようです。

このように普段生活している中で様々な求人募集や求人に関する情報に触れることができます。ネットでは見えなかったもの、見えにくいものがリアルを探索することで新たなアイディアに繋がるかもしれません。

ですので、時間がある時にお住まいの地域や会社付近にある地域を散歩してみてください。新たな発見があるかもしれません。

アイディアを考えるとモチベーションが上がる

筆者は求人サイトに関する記事を書いているからか、「こういう求人サイトがあれば面白いのでは?」ということをよく考えます。

ペットショップや花屋やスーパーなど、街で見かけたお店や企業と、そこで働く人たちを見ると、「労働者にとって利用しやすい求人サイトとはなんだろう?」と考えます。

自分が考えたアイディアを検索してみて、既に存在する場合は「やっぱりあるかー」と、少し残念な気持ちとともに、妙な安心感(納得感?)も生まれます。

自分と同じように考えた求人サイトオーナーが居るということは、そういう需要があったということであり、求人サイト構築サービスを運営している当方としてはビジネスチャンスに繋がるかもしれないと思うからです。

起業家の方でもそうでない方でも、インターネットは色んなアイディアを実現してくれる場所です。「こんなことがやりたいな」と思ったことを、比較的安価ですぐに試すことができます。

別に今すぐ求人サイトをはじめるとか独立起業するとかしなくても、「この業界で働く人はどんな人が多いんだろう?どんな事に悩みを持っているのだろう?」と興味をもつことで勉強になります。

考える内に色んなアイディアが浮かび、モチベーションも高まってくることでしょう。モチベーションが高まればもっと調べたくなるし、行動に起こしたくなります。

筆者のように「こういう求人サイトがあれば面白いのではないか?」という些細な思いから、新たなビジネスチャンスが生まれるかもしれません。

ぜひ色んなアイディアを考えて、求人サイト構築の際に役立ててください。

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