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求人サイトでもできる!緊急時のコンテンツ案と更新術

求人サイトでもできる!緊急時のコンテンツ案と更新術のイメージ

新型コロナウィルスの影響が日々広がっています。多くの業種・店舗で営業自粛を余儀なくされており、人々の暮らしや経済に大きなダメージを与えています。

雇用情勢も深刻です。就職の内定が取り消しになったり、バイトが減って収入に困っている人が続出しているというニュースも増えてきました。新型コロナウィルスの影響で、雇用したくてもできない企業が多いからです。

求人サイトを見ると、通常通り運営しているところがほとんどですが、一方で「依頼が減った」「面接できない」「何をすれば良いかわからない」などの声を聞くこともあり、対応に苦慮している様子が伺えます。

求人サイトは人材の仲介をすることが目的ですが、それだけしか出来ないわけではありません。求人以外の情報でもユーザーの役に立つものであれば、積極的に発信していくべきです。

とはいえ、全く関係ない情報を発信するわけにもいきません。意味のないコンテンツを作っても求人サイトとしての価値は下がるだけです。コンテンツ作成にもコストがかかるし、更新するのも人手が必要です。

そのような理由から「新型コロナウィルスに関する情報を発信したほうが良いけど、何を発信すればよいかわからない」という、求人サイトの運営者も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、できるだけコストがかからない方法で、どんな求人サイトでもできる「緊急時のコンテンツ案と更新術」についてご紹介します。求人サイトの運営に困っている方は、ぜひご参考ください。

目次[非表示]

トップページにお知らせを掲載する

まずは求人サイトのトップページに新型コロナウィルスへの対策・対応に関するお知らせを掲載しましょう。ファーストビューと呼ばれる、ページの上部に配置するとわかりやすいです。

テキストリンクで「新型コロナウィルスへの対策について」というメッセージを表示したり、目立たせるためにバナーを作って配置しても良いでしょう。

転職サイトの「doda」や、アルバイト求人を扱っている「マイベストジョブ」では、上部にお知らせのリンクを配置しています。

シンプルなテキストリンクでも、あると無いとでは全く違います。サービスがきちんと行われるか心配な求職者には、「この求人サイトはきちんと情報を発信している」という印象を抱いてもらうことができるでしょう。

お知らせ機能はほとんどの求人サイトにあると思いますが、多くは運営元の休業案内をする程度に留まっています。こういった有事の際にできるだけ最新の情報をユーザーに届けるためにも、積極的にお知らせ機能を使っていきましょう。

リモートワークをアピールする

新型コロナウィルスは感染力が強いため、出勤して働くのは不安です。しかし、リモートワーク(テレワーク)なら在宅で仕事ができるため、求職者の不安を軽減することができます。

IT・Web業界の求人サイトである「Find Job!」では、トップページの上部に「転職応援キャンペーン実施中」として、オンライン面接・子連れ面接OKの求人や、リモート・在宅勤務制度がある求人を紹介しています。

IT・Web業界はリモートワークが進んでいる業界ではありますが、このようにまとめているとわかりやすいですよね。

また、バイトやパートのお仕事探しでお馴染みの「タウンワーク」では、求人検索フォームの下に「積極採用中の仕事」「在宅ワークの仕事」というバナーを配置しています。特に「積極採用」とあれば、現在でも安心して応募することができます。

バナーは「特徴」という検索項目に紐づく形になっているため、タグ機能がある求人サイトであれば、似たような表示の仕方ができるでしょう。

このように、リモートワークOKの求人をまとめて紹介することで、求人の促進に繋がります。ぜひ積極的に取り入れましょう。

各企業の対策を紹介する

リモートワークを実施している企業が少ない業種もあります。そういった求人サイトの場合、各企業が対策していることをサイト内で紹介してはいかがでしょうか?

たとえば「時差出勤している」「出勤したら必ず検温する」「レジに透明なシートを設置して感染予防している」など、各企業が行っている新型コロナウィルスへの対策がニュースで報道されています。

同じように求人サイトでも各企業が対策している情報をまとめて公開するのです。そうすれば、求職者の不安を和らげ、応募の促進に繋がります。

情報公開をする時は、特集ページとしてまとめても良いし、ブログで公開しても良いでしょう。SNSを使うのではなく、できるだけ求人サイト内で情報をまとめ、求人情報と関連付けすれば、求職者にとってわかりやすいです。

あまり凝ったページを作らなくても、企業名と対策内容を書いたページだけでも構いません。そのようなサポートコンテンツを用意することで、感染が怖くて働けない求職者に少しでも安心してもらえるようになるのではないでしょうか。

相談フォームを用意する

通常のお問い合わせフォームの他に、新型コロナウィルスの影響で不採用になったり、働くことができない人向けに、相談フォームを用意するのはいかがでしょうか。

相談フォームがあることで、ユーザーの不満の受け口になるし、トラブルを未然に防ぐことができます。基本的には内定取り消しや雇い止めは違法になるため、違法な企業を見つけるきっかけになるかもしれません。

電話だとコストがかかり、人手も必要になりますが、フォームであればメールでの受付であるため、負担は最小限に抑えられます。小規模の求人サイトであれば、運営者ひとりでも対応することができるでしょう。

また、相談された内容には重複したものもいくつかあると思います。そういった相談は「よくある質問」のコンテンツにまとめ、サイト上で公開することができます。そうすれば重複した質問も減るでしょう。

なお、求人サイト内に新たなフォームを追加できない場合、Googleフォームなどの無料サービスを利用しても構いません。(メールアドレスを記載して直接連絡してもらうのは止めましょう。スパムを受ける原因になります)

大切なのは「ユーザーをサポートしたい」という気持ちであり、それに対する行動です。フォームのデザインが求人サイトと異なっていたり、URLが違っていても、サポート目的で使用しているのであれば、問題になりません。

SNSで定期的に情報発信する

求人サイト内だけでなく、SNSで情報発信するのも有効です。

飲食求人サイト「クックビズ」のTwitter(@cookbiz)では、新型コロナウィルスに苦しむ飲食業界の現状を発信するとともに、支援や融資など飲食店向けの情報をリツイートしています。

工場・製造業求人サイト「ジョブコンプラス」のTwitter(@conkichi_jobcon)では、マスコットキャラクターが日常のことをつぶやいています。新型コロナウィルスに関連したことを緩い口調でつぶやいているため、癒やしを感じる人も多いでしょう。

Twitterだけでなく、Instagramを使って新型コロナ対策をしている企業を紹介することもできます。求人掲載している企業にスマホで写真を撮ってもらい、それを掲載するだけで良いので簡単です。

求人サイトのSNS利用といえば、求人情報の告知を目的としているサイトがほとんどです。しかし、今回を機に独自の情報を発信していくようにすれば、ユーザーの支持を得られ、フォロワーも増えやすくなるのではないでしょうか。

まとめ

今回の記事を執筆するにあたり、各求人サイトがどんな情報発信をしているか調べたのですが、あまり目立つような対策(コンテンツ作成)をしているサイトを見つけることができませんでした。

求人サイトの目的はあくまで求人の紹介であり、人材の仲介です。それ以外の情報を公開するのは良くないといった考えもあるでしょう。余計な情報を公開することで、SEO的にマイナス評価を受けると誤解する人もいるかもしれません。

しかし、ユーザー(求職者)の立場で考えると、「本当に雇ってくれるのか?」「採用された後でも安心して働くことができるのか?」「採用取り消しになったらどうすればいいのか?」といった不安があるのも事実です。

その不安を少しでも軽減するために、ただ求人情報を掲載するのではなく、どんな求人情報を掲載しているのか?どんな対策を行っているのか?を情報発信していくことは、とても大切なことです。

それは求人を出稿してくれている企業(クライアント)をサポートすることになり、応援することにもなります。事態が終息した後の信頼へと繋がっていくことでしょう。

もし、あなたが求人サイトの運営者で「新型コロナウィルスの影響で求人数・会員数が減った」というのであれば、今回の記事を参考に出来ることはないか探してみてください。きっとまだまだ出来ることはあるはずです。

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