JOB-PLACEのトッページでは大きく「求人サイト構築サービス」と表示しているので、「ここで求人サイトを作ってくれるのかな?」と、お客さまにサービス内容が認識してもらえると思っていました。
しかし、先日お電話で「求人サイトってホームページとどう違うの?」とお客さまから相談されまして、正しく説明するのに苦慮しました。
求人サイトはそのまま言えば「求人情報を紹介しているサイト(ホームページ)」のことなのですが、改めてどう違うかと尋ねられますと説明が難しいです。つい専門用語を使ってしまいます。
思わず「ジョブセンスとかリクナビみたいなホームページが作れるサービスです」と言いかけたのですが、お客さまがこれらの求人サイトをご存知でないと伝わらないでしょうし、余計に混乱してしまうかもしれません。
そこで改めて「求人サイトとホームページの違い」について説明したいと思います。初心者の方でも分かるように、出来るだけ専門用語を省いて説明します。
ホームページとWebサイトの違い
まず、「ホームページ」という呼び方と「Webサイト」という2つの呼び方をする事があります。WebやITに詳しい方は「サイト」と略して言うことが多いです。
本来、「ホームページ」というのはブラウザ(インターネットに接続してWebページを見るためのソフト。Google ChromeやSafariなどが有名)を起動して最初に表示される画面のことでした。
英語の「HOME」から来ているとおり、最初の画面を指します。ブラウザで家の形をしたアイコンをクリックした時の画面と言えば分かりやすいかもしれません。
しかしこれが後にサイト全体のことを指して呼ばれるようになりました。YAHOO!とかGoogleなどの企業が作ったWebページのことを「ホームページ」と呼ぶようになり、日本では一般化されました。
一方、「Webサイト」というのはWebページの集まりのことです。このJOB-PLACEなら、job-place.bizというドメイン名にある全てのページを「Webサイト」と呼びます。
テレビやラジオなどのメディアでも「ホームページ」と言ったり「サイト」と言ったり様々です。ですので日本ではどちらも通じますし、Webにそれほど詳しくない人には「ホームページ」という方が分かりやすいぐらいです。
※ちなみに海外だと通じないと思いますので、「サイト(site)」や「Webページ(web page)」と言うようにしてください。
ちなみにブログもWebサイトの一種なのですが、「ホームページ」とは別という認識をされることが多いです。テレビのニュースでも「インターネット上で日記を書けるサービス」などと紹介されてるのを聞いたことがあります。
求人サイトとホームページの違い
それでは求人サイトとホームページの違いはなんなのでしょうか?求人サイトも「サイト」と付くのでホームページの一種ではあるのですが、分けて説明される事が多いです。
少なくとも「求人ホームページ」と呼ぶのは聞いたことがありません。「求人募集をするためのホームページ」という言い方は聞いたことがありますが、回りくどくなるので、あまり使用しないと思います。
「求人」という働き手を探すための告知や雇用契約の誘引を行う行為と、「サイト」というインターネット上の情報ページを合わせて「求人サイト」と呼び、「求人を行うための情報が集まっているサイト」という意味で使います。
求人サイトの運営者は企業から依頼された求人情報を掲載し、その求人情報を見た求職者が応募します。この仕組みはシステムを使って実現し、サービスとして提供します。
※求人用のシステムを使わずに求人情報を公開する場合もあります。
システムの仕様にもよりますが、求職者は求人サイト内で会員登録をすることで求人応募が出来るようになります。その後、求人サイト内でメッセージのやりとりを行ったり、企業が採用(不採用)を設定したりする事もできます。
このようにネット上で求職者と企業の出会いの場を提供するサービスのことを「求人サイト」と呼び、一般的にもこのような利用方法が認知度が高いと思われます。
企業サイトにある採用情報と求人サイトの違い
求人情報は企業のサイトにもあります。企業サイトでも「採用情報(リクルート)」や「アルバイト募集」などの名目でページが用意され、そこで求人募集が行われています。
企業サイト以外でも色んなサイトで「スタッフ募集」や「エンジニア募集」など見かけることがあります。それではこれも求人サイトというのでしょうか?
いいえ。これはサイト内にある一部のコンテンツ(ページ)であることから、求人サイトとは呼びません。企業サイトなら「企業サイトの採用情報のページ」「企業サイトの求人ページ」などと呼ばれます。
同じ求人情報の掲載や求職者からの応募はありますが、メインとなるものはどれかにより呼び名が違います。
企業の紹介をメインとしているなら「企業サイト」になりますし、求人情報の紹介をメインとしているなら「求人サイト」になります。
企業サイトにある求人情報は企業の紹介がメインで、求人情報はサブページであることから、求人サイトとは言いません。
求人サイトと求人ポータルの違い
求人サイトを求人ポータル(または求人ポータルサイト)と呼ぶこともあります。ポータル(Portal)というのは「玄関」や「入口」という意味があります。
ポータルサイトとは、インターネットにアクセスする時の入口となるサイトのことで、多くのユーザーが利用し、多くの情報が集まっています。YAHOO!を思い浮かべていただくと分かりやすいかもしれません。
求人ポータルの場合も基本的には同じ意味です。求人の入り口となる場所で、求人に関する情報(求人情報)が多く集まり、求職者や企業が利用しています。
ただ、通常の求人サイトよりも更に大きい規模の求人サイトであるということを現す時に「求人ポータル」と呼ぶ時があります。
規模が大きいというのは、求人システムを導入し、履歴書の作成やスカウトメールなどの求人に特化した機能を提供し、多数のユーザーが会員登録をしているようなサイトのことです。
※スカウトメールとは、企業が自社求人を勧めるために求職者(会員)に案内メールを出す機能。
有名なサイトで言いますと、以下のようなサイトを求人ポータルという時があります。
どれも有名人を使ったテレビCMを行っているので、名前を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
ですので、求人サイトも求人ポータルも基本的には同じことながらも「求人ポータルとはなにか?」と聞かれた場合は、求人サイトよりも利用者が多くて規模が大きいサイトのこと、という認識をしていただければと思います。
ちなみに、当方のJOB-PLACEも求人ポータルと呼べるぐらいの規模にすることはできます。しかしながら、人々に馴染みのある「求人サイト」という呼び名を使っています。
まとめ
以上を踏まえまして改めて「求人サイト」と「ホームページ」の違いは何か?と聞かれた場合、このように説明したいと思います。
「求人に特化したホームページのことを”求人サイト”と言います。JOB-PLACEはお客さまが希望する求人サイトを作るサービスです」
このようにお伝えすればホームページに詳しくない人でもお分かりいただけるのではないか?と思っているのですが・・・まだ分かりづらいかもしれませんね。
当運営ブログでは「求人サイトとは何か?」「求人サイトで何が出来るのか?」「求人サイトでどんなビジネスに繋がるのか?」などを出来るだけ詳しく紹介しています。
説明不足な点や分かりづらい箇所は随時、加筆・修正して出来るだけ初心者の方でも求人サイトのことがお分かりいただけるように努めていきたいと思います。
もし分かりづらい箇所や「こういうことって出来るの?」と疑問に感じられる部分がありましたら、お問い合わせください。