「せっかく求人サイトを作ったのに、忙しくて更新できない…」「営業活動で手一杯だから、集客や記事作成が行えない…」などの悩みを抱えている方は多いと思います。
人材不足はWeb業界にも該当しますから、「求人サイトの運営や更新作業を代わりにやってくれる人材を雇う」にしても、なかなか適任者は見つからないと思います。
そこで外注先として仕事を依頼することができるサービスを利用するのはいかがでしょうか?ブログの記事作成や求人サイトの宣伝活動などをしてくれる人材を探すことができます。
料金も安価な事が多く、単発の業務委託であるため、人件費を最小限に抑えることができます。アルバイトを雇ったり、Web制作会社に依頼するよりもコスト負担を軽減することができるでしょう。
今回は「忙しい時に活用できる仕事依頼サイト」というテーマで、筆者も利用するオススメのサイトをご紹介したいと思います。
※なお、仕事が依頼できるサイトのことを「クラウドソーシング」や「ビジネスマッチングサイト」などと呼びます。当記事でもそのようなワードを用いて説明します。
ランサーズ
日本最大級のクラウドソーシングで、多くの仕事情報があります。筆者も発注するだけでなく、制作者として利用することがあります。過去には求人サイトの構築もしました。
Web制作全般(ホームページ制作、Webデザイン作成、システム開発など)から、ロゴ画像やイラストの作成、キャッチコピーやネーミングの依頼をすることもできます。
ランサーズの仕事依頼方式には「プロジェクト」と「コンペ」と呼ばれる2種類の方法があります。
プロジェクト式は依頼した仕事に対して見積もり(納期や予算など)が提案され、良い提案を1名選ぶことで発注を開始します。仕事の進捗状況は全てWeb上で管理され、メッセージ機能を使ってやりとりします。
コンペは依頼に対して実際に作成した物が提出され、自分の好みに合ったものを採用します。デザイン関係の依頼で使用されることが多いです。前もって制作物を確認することができるので、安心です。
どちらの方法でも発注者が自由に選ぶことができるので、案件の種類によって選択することができます。そのため、予算と納期に合った人材(提案)を獲得しやすくなります。
求人サイトの更新作業で使用する場合、就職関連の記事作成や特集ページ用の画像作成で依頼することができるでしょう。また、宣伝用のチラシ作成なども依頼することができます。
クラウドワークス
ランサーズと双璧をなすクラウドソーシングです。エンジニア・デザイナー・ライターなど、100種類以上の仕事を得意とするプロフェッショナルな人材が登録しています。
ランサーズよりも更に細かい仕事の種類があり、Web制作全般からシステム開発、ネットショップの運営を依頼することもできます。求人サイトの運営も代行してくれる人材を探すこともできるでしょう。
仕事依頼方式は「プロジェクト」「コンペ」「タスク」とあります。タスクは記事作成やアンケートの回答など、簡単な作業の発注を前提としています。一人のメンバーが複数回実施できないものが多いようです。
コンテンツやサービスの仕組みはランサーズと似た感じですが、ランサーズより単価が低く、単純な作業が多い印象です。また、手続きも単純化されているので、使い勝手は良いと思います。
どちらが良い・悪いは単純に比較することはできませんので、両方利用してみて、どちらが自分に合うのか試していただければと思います。
ココナラ
「みんなの得意を売り買いする、スキルのフリーマーケット」として運営しています。会員はワンコイン(500円)で自分が得意なことを出品することができ、誰でもそのサービスを購入することができます。
Web制作だけでなく、占いや人生相談なども出品されています。筆者もココナラはよく利用しており、このJOB-PLACEのロゴもココナラのクリエイターに依頼して作ってもらいました。
求人サイトの更新作業で利用する場合、記事作成やリサーチなどお願いできると思います。筆者はアンケート募集をよくしています。求職者や企業にアンケートを取って、JOB-PLACEの開発に役立てています。
出品者として使用するのも良いと思います。求人サイトを運営している方が広告主募集として、求人枠を販売しています。求人数が増えてサイトの宣伝にもなるので、良いかもしれません。
また、リクエストボードでは依頼に応えてくれる人を見つけることができます。たとえば新規求人サイトで会員数が少ない場合、「サイトの宣伝をして欲しい」「会員登録をして欲しい」といった需要がでてくるでしょう。
ワンコインですので、コストはそれほどかかりません。ココナラを上手く活用して求人サイトの更新や発展につなげていただければと思います。
Shinobiライティング
文章作成(ライティング)に特化した記事作成代行サービスです。文字単価1円(税別、手数料別)から、登録しているライターに文章作成を依頼することができます。
作成して欲しい記事のタイトルやキーワードを指定し、それを元にライターが記事を作成します。記事のクオリティにバラツキはありますが、体験談を募集すると良い記事が揃いやすいです。
また、業界最高水準のコピペチェックシステムで文章をチェックしているので、俗に言う”パクリ記事”やコピー記事を避けやすくなっています。オリジナル記事を作ってもらえる体制が整っています。
ライター数も31万人以上いて、書けないジャンルはないと思います。特に求人サイトで使用するような記事(就職・転職、面接・履歴書関係など)は、得意な人が多いでしょう。
コストパフォマンスが高いので、大量の記事作成にもオススメです。特に新規求人サイトの場合、最初は情報が少ないので、情報量を蓄える意味でも利用できるでしょう。
シュフティ
主婦がメインの仕事依頼サイトです。フリーランスというよりは、内職感覚で仕事をしている人が多い印象です。平日の昼間に緊急の仕事が発生しても、早期対応できるというのがウリのようです。
データ入力やデータ収集などの事務作業や、ライティング、翻訳など約60種類の仕事を発注することができます。単価も低く、短時間作業を依頼しやすくなっています。
仕事の依頼方式は「プロジェクト」と「タスク」があります。仕組みは他のクラウドソーシングと同じような形になります。シュフティではプロジェクトの依頼が多いようです。
主婦を対象としているだけに、女性率が高いのが特長です。たとえば女性向きの求人サイトなら、口コミ・体験談をもらったり、アンケートに答えてもらうこともできるでしょう。
そのような情報を当運営ブログのように”ブログネタ”としてまとめ、公開することで、あなたの求人サイトに訪れた方に情報コンテンツとして提供することができます。
まとめ
以上、5つの仕事が依頼できるサイトをご紹介しました。他にも類似するサイトはありますが、筆者が利用して良いと感じたサイトを厳選して紹介しております。
これらのサイトを活用することで、一時的な更新作業や情報コンテンツの補填はできると思います。しかし、最終的には自分(もしくは自社)で更新作業をするようにしてください。
求人サイトに限らず、更新作業というのはWebビジネスにとって欠かせない軸となる作業です。更新作業を通じてユーザーにより良い情報を提供できることが、そのサイトの価値に繋がります。
当方では求人サイトの構築やWeb制作に関することは行いますが、運営までは行うことが出来ません。実際のサイト運営はどうしてもお客さまにおまかせすることになります。
※求人システムに対する機能追加やカスタマイズ、サイトの保守対応などは可能です。
ですので、基本的には「自分で更新する」というスタンスを持っていただき、その上で、どうしても忙しくて手が足りない時に、今回ご紹介した仕事依頼サイトを活用していただければと思います。