突然ですが、求人サイトと言えばどんなサイト名が思い浮かびますか?リクナビ?フロムエー?an?タウンワーク?
ここで挙げたサイト名はテレビCMを流している求人サイトですが、短くて覚えやすい名前なので頭に残ります。anやタウンワークはサイト名をCMで何度も連呼していますね。
覚えやすい名前というのはテレビCMに限らず、求人サイトをヒットさせる上で大変重要です。サイト名を広めてユーザーに認識してもらいやすくなり、集客に役立つからです。
求人サイトに限らず何かWebサイトやサービスを始めようと思った時、必ず「どんな名前にするか?」を考えると思います。
中には「名前なんてどうだって良いよ。問題は中身でしょ?」と言う方もいらっしゃいますが、サイト名が適当だと人々の印象には残りづらく、また自身にとっても愛着が湧かないのではないでしょうか。
そこで今回は既存の求人サイトを参考に、サイト名の付け方やネーミングのコツをご紹介したいと思います。
覚えやすい名前にする
冒頭でも書きましたが、ネーミングをする上で一番大事なのは覚えやすい名前にすることです。一度聞いただけで頭に残るような名前にすることで、ユーザーにサイト名を印象づけることができます。
カッコよくしようと「ジョブスターライトワークス」とかなんだか分かりにくい名前にしたり、、キーワードを入れようとして「ドクター・アンド・ナース」とか求人サイトだと思えない名前にするのはNGです。
サイト名が覚えやすくなることのひとつに「短い」という要素があります。この記事で紹介している求人サイトは有名なサイトを挙げていますが、3~7文字以内と短いサイト名が多いです。
これは商品の名前でも同じです。商品名でも7文字以内が良いとされています。
参考:「ガリガリ君」「ガツン、とみかん」商品名は7文字以内が売れる
ですので、出来るだけ7文字以内に収まる、短いサイト名を考えましょう。
(ちなみに当方のJOB-PLACE(ジョブプレイス)も7文字です)
言いやすい名前にする
覚えやすい名前と同様に、言葉に発したときに言いやすい名前の方が印象に残ります。
「リクナビ」「マイナビ」「イーキャリア」「パソナ」「はたらいく」など、言いやすい名前にするとスッキリ感が生まれます。
また、1文字目に濁音が入ると言いづらくなることがあるのですが、以下のサイトのように短いとそれほど違和感はないと思います。
「DODA(デューダ)」「ギークリー」「Green(グリーン)」
ですので「良いな」と思ったサイト名があったら、まずは自分で何度も口に出してみて、出来るなら他人に言ってもらい、どう感じるか調べると良いでしょう。
単純な名前にする
求人サイトのネーミングでよく使われる単語の組み合わせがあります。
「ジョブ○○」「○○ジョブ
例:ジョブセンス、ジョブダイレクト、Find Job!(ファインドジョブ)、エフジョブ
「○○キャリア」
例:イーキャリア、パソナキャリア、レバテックキャリア
「○○ワーク」「○○ワークス」
例:タウンワーク、シフトワークス、ショットワークス
「バイト」が含まれる
例:バイトーク、バイトル、らくらくアルバイト
業種名が含まれている
例:看護のお仕事、ペット求人ナビ、歯科JOB
地域名が含まれている
例:ジョブカフェしまね、四国転職net、コトコト
※「コトコトは地域名ではありませんが、古都=京都のイメージから選びました」
サイトの主旨や意味が理解できる名前にする
単純な名前ではなくても、サイト名を見ただけで「ここは求人サイトだな」と分かるような名前も大事です。
例:ビズリーチ、はたらこねっと、Re就活、カイゴWORKER
これらのサイトは、サイト名にキーワードとなる単語(あるいは連想語)を含んでおり、短く・覚えやすい名前だと思います。
このように少し変化をつけたサイト名でも少し工夫することで競合他社との差別化になり、独自性を出すことができます。
同名サイトがない名前にする
どんなに覚えやすくて分かりやすい名前であっても、既にその名前を使っている同名サイトがあれば使用できません。
稀にパロディのような名前にしているサイトがありますが、ひと目見た可笑しさ・面白さはあっても、継続した利用に繋がりにくいように感じます。
これは求人サイトに限らず、ネーミング全体に関しても言えることです。いくら分かりやすいからと言って「アップル」という名前のサイトを作っても、iPhoneのapple社のイメージしか思い浮かびません。
「アップルジョブ」だと求人サイトとして認識できますが、青森やりんご園の求人サイトでない限り、イメージとして定着しないでしょう。(ちなみにこの名前の求人サイトはありました)
ですので、良いサイト名を思い付いたと思ったら、まずは検索して同名サイトがないか調べてみてください。
※ちなみに、調べる時も最低上位100位以内(10ページ)を見るようにしてください。
自分で良いネーミングが思いつかなかったら?
自分で考えているだけではなかなかアイディアが浮かばないかもしれません。そういうときはネーミングを外注して他人に考えてもらいます。
クラウドソーシング(お仕事マッチングサイト)では、ネーミングを募集することができます。
ランサーズは複数の会員がネーミングを提案してくれるので、多くのアイディアが欲しいときは便利でしょう。
しかしその分コストもかかりますので、良いネーミングが欲しい場合は最低1万円以上は必要になると思います。
ココナラはネーミングの作成として出品している人のサービスを購入します。最低500円から購入できるのでリーズナブルですが、良い提案が欲しい場合は経験のある人に依頼した方がいいので、3000円以上は見ておいたほうが良いでしょう。
ちなみに、どちらのサイトも筆者がWeb制作の一環としてお客様から依頼されて、ネーミングを募集した事があります。
良いネーミングを頂けたこともそうでなかったこともありますが、他人に作成してもらうことで自分では考えつかないアイディアが出てくるので、大変参考になりました。
サイト名はあなたのサービスを具現化する重要な要素です
これまでネーミングに対する考え方やコツについてご紹介しました。簡単なように見えていざ考えるとなった時、だいぶ頭を悩ませるかもしれません。
当方の「JOB-PLACE(ジョブプレイス)」というネーミングもいくつか考えてこの名前に決定しました。
まず単純に「ジョブ○○」とすれば求人に関するサービスだと分かりやすいです。実際に同等サービスを行っている競合他社も、このような名前にしているところが多いです。
そしてなぜ「プレイス」にしたかというと、「働く場所(place)を作りたい」という想いがあったからです。
昨今の労働問題・雇用問題を鑑みて、もっと人それぞれに合った働く場所が増えれば、労働問題を是正し、働き方改革に繋がるのではないか?そう思っています。
※厳密に言えば、求人サイトは働く場所ではなく、雇用先の紹介になるのですが、雇用の入り口としては同等だと思いますので、このように考えました。
そういう想いもあって「JOB-PLACE(ジョブプレイス)」という名前にしました。これはサイト名でもあり、システム名でもあり、サービス名でもあります。
もしあなたが求人サイト運営に興味があるのなら、まずはサイト名だけでも考えてみてはいかがでしょうか?
素敵なサイト名が思いつければ、きっとワクワクして今すぐ求人サイトを作りたくなるかもしれませんよ?その時はぜひ、JOB-PLACEにお問い合わせください。そして私たちと一緒に求職者にとって最善となる”働く場所”を作りましょう!