ビジネスの手法は様々ありますが、その中でも求人ビジネス（求人サイトビジネス、人材ビジネスなどとも呼びます）は昔から人気があります。
特に独立を目指す起業家の方や若手中心のベンチャー企業で取り入れられることが多いです。有名なのはショブセンスという求人サイトを運営する、株式会社リブセンスです。代表の村上氏が2012年10月に史上最年少で東証1部上場したことは大きくニュースで報道されました。
2016年にも求人・転職サイト「キャリコネ転職」を運営する株式会社グローバルウェイがマザーズに上場しました。人材不足で需要が増加していますから、今後も求人ビジネスで上場する企業が増えてくると予想されます。
どうして求人ビジネスを行う企業が後を経たないのでしょうか？それには大きく分けて3つの要素があると考えられます。
1、低コストで始められる
求人ビジネスは主にインターネットを使って求人サイト運営をしていくので、店舗経営や物販と違って低コストで始められます。 営業マンを何人も雇う必要はありませんし、広い事務所も必要ありません。
一般的に店舗経営での起業となれば、数百万～数千万円単位での資金が必要になります。しかし、ネットビジネスであれば極端な話、サイトとメールアドレスだけあれば運営できるので、それに伴うサーバ代やドメイン代のコスト、数千円程度で始められます。
アルバイト雑誌が全盛だった90年代なら訪問セールスやテレアポなど必要だったかもしれませんが、求人サイトが全盛の現代ではパソコンさえあれば営業活動も行えます。そのため、贅沢な資金がなくても始めやすいビジネスだと言えます。
２、求人の検索や申し込みの需要がある
今の社会において求人サイトを全く利用したことがない人の方が稀です。就職するにあたっては求人サイトを利用する人が大半です。パソコンやスマートフォンで自分が気になる求人サイトを探し、いつでもどこでも応募することができます。ですので、そういった求人サイトは当然あるものとして社会の中では受け入れられています。
また、仮に利用したことがなくても、求人の仕組み（求人サイトの応募フォームから申し込んで、企業と面接して採用可否を決定）が単純ですので、求職者にとって分かりやすい媒体となっています。ネット利用に対して抵抗を感じることなく申し込みを手軽にできるメリットがあります。
３、収益を上げやすい
ネットビジネスと言っても、法人を対象とするビジネスではスキルと設備・人が必要です。またアフィリエイトの場合でも、サイトによほどのアクセスがなければ会社が成り立つだけの収益を上げるのは難しいです。
※アフィリエイト…成功報酬型広告のこと。サイトに設置された広告によってサイトの閲覧者が広告主の商品あるいはサービス等を購入し生じた利益に応じて成功報酬がもらえるもの。
しかし、求人ビジネスはネットビジネスの中でも収益を上げやすいのが特徴です。企業側は採用になった時に成果報酬として費用を出すだけであり、企業情報を周知するために莫大な広告コストをかけず、また採用するまでに必要な人件費等をかけなくても人材を集められます。 （採用課金・成果報酬型の場合）
逆に言えば、企業は人材採用にコストをかけない分、求人サイトの広告費に資金を回せるようになるので、サイトを運営する側は収益を上げるチャンスが増えます。
このように求人ビジネスは起業家やベンチャー企業にとって大変魅力的なビジネスです。もちろん、起業家やベンチャー企業だけでなく、中小企業や大企業でも多く取り入れられています。どんな会社形態であってもオススメできる優れたビジネスであると言えます。
求人ビジネスがオススメの理由をご紹介しましたが、それは当然多くの方も認識としてあると思います。特に現在の日本経済は少子高齢化もあり、人材不足が深刻化しています。政府も労働環境の是正や働き方改革に乗り出しています。今後の需要増加はますます見込まれることでしょう。
いくら求人ビジネスが優れているとは言え、ビジネスは基本的に早い者勝ちです。思い立った時に始めなくては他者に先を越されてしまい、せっかくのビジネスチャンスも逃してしまうかもしれません。当ブログをご覧いただいている方にはそんな失敗をしてほしくありませんので、ぜひ「こんな求人サイトはどうだろう？」と思った際は、お気軽にご相談いただければと思います。（もちろんご相談は無料です）
