本日、11月23日は勤労感謝の日です。勤労感謝の日は「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨として制定された祝日になります。
本来の意味は農業の収穫物に感謝する日とした行事のようですが、今では多くの人が「働く人に感謝する日」として認識しているのではないでしょうか。勤労感謝にちなんだイベントやキャンペーンも行われています。
求人サイトも「勤労」という意味では関わりが深い日であるといえます。働く人・働ける場所があるから求人サイトが成り立つわけで、利用者に感謝しなければいけません。
そこで「勤労感謝の日に求人サイトでも勤労を感謝する」というテーマで、どんなことができるかについてご紹介したいと思います。
メッセージを表示する
一番手軽にできる方法として、「メッセージを表示する」方法があります。求人サイトのトップページや目立つ位置に「今日は勤労感謝の日です。いつもご利用ありがとうございます」のようなメッセージを表示します。
勤労感謝の日はお祝いの日というわけではないので、あまり大げさにする必要はありません。ひと言メッセージがあるだけで良いです。それだけでも「この求人サイトは労働者を応援している」と感じてもらえるでしょう。
ただし、単純にテキスト文字でメッセージを掲載するだけでは目立ちません。秋なので紅葉の写真や空の写真などを使い、バナー画像のような形で用意すると伝わりやすいです。
ぜひ求人サイトでも勤労を感謝するメッセージを発信していただければと思います。
働く人を紹介する
求人情報では「仕事内容を伝える」ことはあっても、その企業で働く人が焦点に当てられる事は少ないです。そこで働く人に対して「どんな仕事をしているのか?どんな気持ちで仕事をしているのか?」を聞いた記事を作成します。
特に専門職や重労働が予測される職種(介護や作業員など)を紹介するとわかりやすいです。素人でも仕事に対する苦労を感じ取ることができるので、感謝の気持ちを持つことができるでしょう。
求職者に対しては逆効果に感じるかもしれませんが、「苦労して働いた後にお金をもらう喜び」や「仕事に対するやりがい」を伝えることで、自身も頑張ろうと奮い立たせることができるかもしれません。
働く人を紹介することで、仕事をすることの大切さや働く仲間に対する感謝の気持ちを感じ取ってもらえるようになれば成功です。利用促進にもつながることでしょう。
採用された人を紹介する
過去に求人サイトで採用された人を紹介します。採用されてどうなったか?どのように生活が変わったか?をインタビューして紹介することで、既存の求職者に対する参考にもなるでしょう。
求人サイトを利用する方の目的はもちろん「働くことです」。働ける場所を探すために求人サイトを利用するわけで、求人サイトを通して職場が見つかるのが一番良いことです。
特になかなか就職先が決まらなかった人にとって、その求人サイトで就職先が決まったとなれば、格別な想いがあるでしょう。その想いを他の求職者に伝えることができたら、求人サイトの利用促進にもつながります。
求職者だけでなく、企業に対しても「採用された人の喜び」を伝えることで、雇用に対する考え方を変えるきっかけになるかもしれません。それがひいては求人サイト全体の活性化にもつながることでしょう。
採用企業の感謝を伝える
採用された人だけでなく企業の想いも伝えられたらと思います。人材を採用したことがある企業にインタビューし、利用の感想とともに人材に対する感謝の気持ちを伝えてもらいましょう。
今はどの業界も人手不足で人材の確保が難しくなっています。求人をしても応募すらないということもあるでしょう。しかし、企業が利益を出し、成長していくには人手が欠かせません。働いてくれる人がいないと会社は潰れます。
ですので、きっとあなたの求人サイトで採用者を見つけられた企業には感謝の気持ちがあるはずです。それを上手く引き出してやることで、感謝の想いを伝えるとともに、イメージアップにもなります。
「素直に従業員へ『ありがとう』と言える会社」は好感が持てます。優良企業だと感じ取ってもらえることでしょう。
おでかけスポットを紹介する
勤労感謝の日にイベントを実施している施設がたくさんあります。そこで求人サイトでも「おでかけスポット」として紹介してはいかがでしょうか?これは「日頃の労働をねぎらう」という意味にもなります。
求人サイトのスタイルによって紹介するスポットを決めます。アルバイト系の求人サイトなら若者が多いと想定できるので、友達やカップルで行ける公園、イルミネーションスポットなどを紹介します。
転職サイトなら家族向けにアミューズメント施設や子供と一緒に遊べる場所を紹介すると喜ばれるかもしれません。女性向きなら”自分へのご褒美”として、飲食店や美容サロンを紹介しても良いでしょう。
おでかけスポットの紹介は「求人サイトで就職先を見つけて楽しもう!」という意味も含まれますが、求職者が集まる求人サイトではネガティブな印象を持つ人もいるかもしれません。
求職活動は時にギスギスしがちです。就職先が決まらない人にとっては焦る気持ちもあるでしょう。しかし、焦っても良い結果は生みませんから、気分転換を促す意味でもおでかけスポットを紹介しても良いと思います。
まとめ
勤労感謝の日は「働いている人に感謝する日」として捉えられていますから、働く前の段階である求職者は該当しないと思われるかもしれません。実際に既存の求人サイトを見ても何かしているところはほとんどありません。
しかし、求人サイトには働いている人(採用企業)が集まっていますし、求人サイトを通して働いている人(採用者)もいます。そういった方たちに感謝の気持ちを伝える行動を起こすのは無駄ではありません。
求人サイトは求人情報を紹介するただの情報ツールになりがちです。しかし、今回ご紹介したような施策をすることで、「労働者を大切にしているサイトだ」と感じ取ってもらえるようになります。
どうせ利用するなら労働者のことを考えた求人サイトを利用したいものです。 労働の大切さ・ありがたさを求人サイトが率先して伝えることで、きっと求職者にもその想いが伝わることでしょう。
これから求人サイトを作りたい方もすでに作っている方も、勤労感謝の日を通して今一度「働くこと」について考えてみてください。きっと今まで以上に求人の大切さを実感できるようになると思います。