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今後の求人サイトは通勤時間も意識して構築するべき!?

今後の求人サイトは通勤時間も意識して構築するべき!?のイメージ

本日、Yahoo!ニュースに興味深い記事が掲載されていました。

1日の通勤時間が20分長くなることは、仕事に対する満足度でみると、給与が19%削減されることに等しいとする研究論文がこのほど発表された。

引用元:通勤時間の20分延長は給与削減と同等、研究 (The Telegraph)-Yahoo!ニュース

Yahoo!ニュースの記事はイギリスでの研究結果ですが、日本の場合も同様だと思います。むしろ日本社会のほうが通勤時間に苦痛を強いられるケースが多いのではないでしょうか。

運営ブログの前回の記事で「勤務地は仕事を探す上で重要な条件のひとつ」とご紹介しましたが、まさにそれを裏付けるかのような研究結果が発表されたわけです。

地域限定求人サイトで行う地域情報を活かした集客方法
求職者が仕事探しをする理由に「勤務地が近いから」「時間の融通がきくから」というのがあります。アルバイトや転職に限らず、勤務地は仕事を探す上で...
地域限定求人サイトで行う地域情報を活かした集客方法のサムネイル

この記事は勤務地を意識した上での地域限定求人サイトに関する集客方法をご紹介しましたが、勤務地と通勤時間は関係性があります。通勤時間を意識しているからこそ地元に関する求人サイトを選ぶわけです。

働く上で通勤時間ほど無駄で損失が多いものはありません。特に満員電車だと窮屈な空間で体力も精神も消耗します。労働者は時間以上の損失を感じるのではないでしょうか。

それを考えると「通勤時間がかからない職場を紹介する」のは需要がある要素かもしれません。求人サイトでエリア検索や駅検索を導入しているサイトは多いのですが、通勤時間を教えてくれるサイトは(ほぼ)ありません。

求人サイト以外では時間を意識したサイトを見かけます。たとえばGoogleマップでは現在地から目的地までの移動時間を測ることができます。不動産ポータルサイトにも駅からの距離や時間を目安として表示しています。

求人サイトでも駅からの距離を表示したり、自宅から会社までの通勤時間の目安が表示されると便利です。会員登録で住所を登録しておくと、求人情報に目安が自動的に表示されたり。

単に通勤時間の目安を表示するだけでなく、それに関するメリットを表示した方が求職者の行動を促せるようになるかもしれません。(場合によってはデメリットを表示しても良いかもしれません)

Yahoo!ニュースの記事では「通勤時間の延長は給与削減と同様」とあるので、時給計算でどのくらいのプラスになるか表示するのです。求人情報の給与額にプラスしてアピールできるわけです。

表示の仕方を工夫しないと法律に抵触する恐れはありますが、通勤時間の短さをアピールした求人サイトを構築するというのも面白いなと思いました。

地域ポータルサイトでよく見かけますが、現在地からGPS検索で近くにあるお店を探すことができます。同様に、GPSを利用して近くにある職場を表示するようにしても面白いかもしれません。

というわけで、「通勤時間」という要素に対して大いに可能性を感じました。今後のJOB-PLACEの開発でも通勤時間を意識したコンテンツ・機能が作れないか検討したいと思います。

また良いアイディアが生まれた時は運営ブログにてご紹介したいと思います。通勤時間を意識した求人サイトを構築されたい方も、ぜひお問い合わせにてご相談ください。

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